恥をかいたのは自分の責任だと思うんだ:高校生、橋下大阪府知事に論破され号泣 | タダのブログ:ネット内外からいろいろと

恥をかいたのは自分の責任だと思うんだ:高校生、橋下大阪府知事に論破され号泣

大阪・橋下知事、私学助成金削減めぐり高校生と意見交換会 「日本は自己責任が原則」のニュース。
橋下知事に余裕で軍配があがったが、正直、高校生の要求はあまりにも幼すぎたように思う(個人的には、橋下知事のやり方はあんまり支持したいと思っていないのだけど)。

話の発端はこんな感じ。

私立の助成金を削減するという話に対し、それに反対する高校生。

最初、その話を聞いた時、
「家計苦しいなら、なんで公立を選ばなかったの?」
て思ったよ。
勉強についていけないから?一生懸命勉強しなかったのは自分じゃないの?
過去の自分が、果たすべき席にを果たしてこなかったから、こうなったのは自業自得じゃない?

それに、夜学だってあるじゃんよ?本当に勉強したければ働きながら勉強する人もいっぱいいる。自分はそうじゃなかったけど、朝、新聞配達して学校通ってた人はいたよ。昔の話で、今の時代にはナンセンス、ていうかもしれないけど、本当に勉強したければそうやってでも続けられると思うんだ。自分だけが不幸みたいに泣かれても、正直、腹が立つ。

議論を終えた生徒たちは「悔しいです」、「傷ついている人たちの気持ちなんて、まったくわかってくれてないという感じで」、「結局、自分が悪いみたいな感じで言っていたので、腹が立ちました」などと話し、生徒同士で「勉強せなあかん。負けてたらあかんで。悔しいからな、勉強していろんなこと知らなきゃあかん」と語り合っていた。


最後の部分は、高校生たちにとっては刺激になっただろうな。
そういうハングリー精神をもっと早くもつべきだったんだろうけど、ゆとり教育の弊害なんだろうな。
俺は、詰め込み教育の世代だけど、別に苦痛じゃなかったし。楽しかったし。
知るってことがどれだけ大切か、って思ってたよ?
幼稚園の頃から、ずっと…空に虹ができること、空が青いこと、TVが映ること、パソコンが動く理由・・・なんでも不思議だったけど、勉強したら、それが分かるようになって・・・世の中がもっともっと楽しくなった。
そうやってたら、最低限の学力は身につくと思うんだけどねぇ。

あ、そうそう。ニュースの最後に木村アナが言ってる日本国憲法89条。
「公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。」

てなわけで、私学助成金は憲法89条に抵触する恐れがあるんだよねぇ。
でも、まぁ、一条校は文部科学省の定めるカリキュラムや設置基準を満たしていて、それで公の支配下に属するという解釈で一般的に助成が行われているとはいえ、様々な法解釈ができる問題。
ちゃんと勉強しなさいよ、高校生。今回勉強したことは、絶対自身の財産になるはずだから。
今回、恥をかいたことは、財産になるはず。社会に出てからの方がもっとタチわるいから。

自分は大阪じゃないから関係ないし、って、思ってる人も多いと思う。
でもね、勉強なんてどうでもいいって思ってる子は多いだろうけど、社会出たら、勉強してこなかったことは本当に恥ずかしいて身をもって知ることになるですよ。社会人になっても日々勉強だもん。ましてや、学業を生業にしてる学生が社会人より勉強しないでどうする?とか思うわけさ。
まぁ、大人でも、全然勉強してない人も多いけどね。
分からないことをそのままにしてるような大人。世界的に不景気になって、生活がどう変わっていくかも分からないような大人も多々いるんだけど。で、そういう大人ほど、多産だったりするからねぇ。

出席者の高校生の偏差値は50以下どころか40以下の高校生も多かったみたい
ニュースソース:散歩道:偏差値36の女子高生、橋下知事に泣かされる


まぁ、この『大阪の高校生に笑顔を下さいの会』て、後ろに『革新懇』がいて、『革新懇』て共産党を中心とした組織なんだけどな(苦笑)。権利を主張するだけで、自分のやるべきことを果たさない子供を作られても困るよなぁ、てのを思うよ、うん。

橋下知事自身が貧乏な家庭で育ったかもしれないという件

【追記】で、俺も勉強足りなかった。なるほどねぇ。それなら、道路2km分どうにかすれば何とかなるのかしらん?まぁ、ダムとか、必要なのかそうでないのか、は、ケースバイケースだから何ともいえないけど、確かに26億とキロ180億じゃね…
橋下徹氏の改革「大阪新プログラム案」では道路やダムなどの大型公共事業の予算はそのままに、教育や医療などの予算は大幅削減するという内容なんだそうです。例えば無駄な道路でいえば新名神高速道路なんかは1キロ180億円もかかるんだって。だったら私学への助成金(26億円)を削らないでそっちをなんとかしろよと思うんだが。(引用元:dj19氏)


【追記】
コメントを頂いた。普段、あんまり返信しないんだけど。きちんとした文章だったから、きちんと返したいと思ったから。
一般論を論じるときに個別例を根拠にする、つまり自分を基準にするのはやめたほうがいいです。あなたがたまたま勉強が好きで、たまたま一生懸命勉強してこれただけなのであって、それは当然の帰結でもなんでもないんです。

確かにそうですね。素直に、そう思いました。たまたま勉強が好きでいれる環境で、たまたま好きだった。見方に、偏りがあったな、と思います。

ちなみに「ゆとり教育の弊害」は百害あって一利ない風説です。ニセ科学みたいなもんです。
『おまえが若者を語るな!』という新書などご参照ください。

これは賛同しかねます。弊害がある、という意見もあれば、弊害がない、という意見もあります。で、僕は弊害を感じてます。もちろん全員が全員とは言いませんけど、本で、というよりも、ゆとり教育の世代と話してて感じたことです。それは教育による部分ばかりが原因か断言できませんが、それも一部あると思っています。

「みんな(or自分)それぞれ不幸なんだからお前たちも不幸を味わえ」という気持ちになっていませんか?それを、足の引っ張り合いと呼びます。不幸なひとは幸せになればいいんですよ。

いや、それはないです。自分、幸せだし(このエントリーの次の記事は幸せに関するものだし)。幸せになるための方法は頑張るコトだと思うから。まぁ、頑張ってもうまくいかない人もいるだろうけど、それにしても彼らが心から頑張ったって言えるかは疑問。自分と比較じゃなくて世の中にはもっと大変な人がいっぱいいるってそういう人と対比した話です。幸せになってほしいから、ちゃんと勉強して欲しいと思うし、ちゃんと勉強してこなかった結果、私学にしか入れなかった。けど、今なんとか頑張って、それこそバイトとかしてでも頑張れば何とかなる日本だと思ってます。自分が子供の頃は郵便配達やってから学校くる子もいました。彼らは凄く努力していたし、自分の不幸を外に出そうとしなかった。古い世代かもしれませんが、そういうことを考えてしまうのです。