シスペラとZOとどっちがいいの?part2 | 美容皮膚科女医 中野あおいオフィシャルブログ 「綺麗が止まらない」Powered by Ameba

シスペラとZOとどっちがいいの?part2

 

こんにちわ❣️

 
あおいクリニック銀座 院長の中野あおいです❣️
♡\(^o^)/♡ラブラブ 





Part 1の続きです





米国FDAは数年間、ハイドロキノンと皮膚癌と関係について調べた後


明確なエビデンスは認められないが


4%以上のハイドロキノンは医師の処方が必要である事


連続使用は8週間とする事


ハイドロキノンは肝斑の維持療法には不適切である事を化粧品販売会社に製品に明記する事


と見解と指導を出しました



米国ではハイドロキノンの販売は再開されましたが


州によってはまだ禁止のところもあります


また世界では


EUやイギリス、スイスでは禁止


中東や中欧、東欧、アジアでも使用禁止の国が多いです




そういう事情があり


私は美容皮膚科先進国のヨーロッパの学会にコロナ禍前には年に何回も参加していましたが


ハイドロキノン配合のクリームはその後、展示ブースで見た事はありません


ZOスキンのブースにあるメラミンとメラミックスだけです




でも、肝斑にお悩みの方はやはり多いので


肝斑に効くコスメや製剤は各メーカー、出しています





また、実際の臨床の場では


トレチノイン・ハイドロキノン療法をしても


肝斑はある程度、薄くなってもそれ以上改善しないという限界があったり


ハイドロキノンに耐性ができてしまったり


やめるとすぐに元に戻ったり


ハイドロキノンアレルギーがある人が多かったり(1〜2%)


トレチノインやハイドロキノンによる赤みやアレルギーを抑えるためにステロイドを使用しなくてはいけなかったり


紫外線感受性があるので、夏には使用しづらかったり


白斑になったり



色々と問題もありました



またこの療法は、赤みや痒み、ヒリヒリ感、乾燥、皮剥けなど、患者さんにとって苦痛や不快感やダウンタイムを余儀なくされるものでもありました




ドクター達はトレチノイン・ハイドロキノン療法に代わる、患者さんに負担なく、ダウンタイムなく、効果が同等かそれ以上に出る製剤を求めていたんですよね




私も学会に行くたびにずっと探していて


たくさんサンプルを送ってもらって


試していました




続く




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Aoi Clinic Ginza 

  

Aoi Nakano M.D