グローバルな美容医療はNOハイドロキノン‼️その1 ハイドロキノン使用には要注意 | 美容皮膚科女医 中野あおいオフィシャルブログ 「綺麗が止まらない」Powered by Ameba

グローバルな美容医療はNOハイドロキノン‼️その1 ハイドロキノン使用には要注意



こんにちわ❣️

 
あおいクリニック銀座 院長の中野あおいです❣️
♡\(^o^)/♡ラブラブ 



強力な美白効果のあるハイドロキノン

日本では

医療用でも一般コスメでもよく配合されている美白成分です


実は

世界的にはNO ハイドロキノン です
 

というのも

数年前にアメリカの厚労省にあたる機関 FDAが

ハイドロキノンは白斑になったりする副作用が強く

長期使用による癌化の危険性がある


アメリカ国内でハイドロキノンの使用禁止を決定した事があるからなんです

これを受けて

EUやその他の国でもハイドロキノンは使用禁止となりました

その時に

オバジ先生が開発したコスメ「ニューダーム」、ゼオスキンの前身のコスメですが、ハイドロキノンとトレチノイン酸の併用で美肌にするコスメなのですが

もちろんそのハイドロキノンも使用禁止となり

「ニューダーム」を販売していた会社OMPは店じまいしました

後に、癌化の危険性について明白なエビデンスはないとされ

2パーセントまでのハイドロキノンは使用されても良いが8週間以内の使用とする事となりました

でもアメリカ国内では半分以上の州が今でもハイドロキノンの使用は禁止されたままですし

ヨーロッパや中東やアフリカ、南米、ほとんどの世界中の国でハイドロキノンの使用は禁止されてます

日本ではハイドロキノン使用は認められていますが、美容医療としては8週間以内の使用を勧められています

FDAの規制が緩和されてからオバジ先生は再びハイドロキノンとトレチノイン酸、高濃度レチノールとの併用コスメ「ゼオスキン」をローンチしましたが

ハイドロキノン使用が禁止されている州や国が多いので、もちろんのことゼオスキンも使用されない国がほとんどです

2年前のパリでの学会でゼオスキンの展示ブースが出ていて、オバジ先生もワークショップをされてましたが

ブースは閑散としていました

25年前に世界中で一世風靡したクリームプログラムでしたが、その様子を見て時代は変わったのだな、と思いました

私は20年前に美容医療の世界に入り、当時からオバジ先生のクリームプログラムを

実際に先生のビバリーヒルズのクリニックで2週間の研修を受けた先生の元で学び

またその頃、初来日されたオバジ先生のワークショップにも参加し、

先生が開発されたクリームプログラムとブルーピールはとても素晴らしいものだと実感しています

自分自身でも何度も試してみて、肝斑もなくしましたし、

またブルーピールもした事もあって、その効果の素晴らしさも体験しています

「ニューダーム」の頃はオバジ先生は、このクリームプログラムは6週間をワンクールとして、3クール継続する、と教えて下さりました

つまり、ハイドロキノンを18週間、連続使用すると言うことです

その通りにすると、ほんとに美肌になり肝斑やシミがなくなりました

でも、今では最大8週間の使用です

以前のやり方よりも効果が少ないのではないかと思っています


日本ではハイドロキノンについての規制がないので、高濃度のものも含めて、とてもたくさん出回ってますが

その日本でもハイドロキノンの使用は8週間以内と推奨されているので

ハイドロキノンを使用中の皆様は、十分に気をつけて下さいね


続く