ミュージカル ロミオとジュリエット
ロミオとジュリエット@赤坂ACTシアター
甘くてちょっとセクシーで
情熱的なロミオ
素敵でした
ジュリエット役は
これがデビューとなった新人の
フランク莉奈さん
初々しくて可憐で可愛くて
「私はまだ何も知らない」
「恋をしたことがない」
と言う台詞が真実に思えます
この ジェラール・プレスギュルビック版ロミオとジュリエットは
小池修一郎氏の潤色・演出で宝塚でも上演されましたが
同じ小池氏の潤色・演出でも
まったく違ったものになってます
もっと現代的でロックでパンクです
そして日本的で
キリスト教的神の存在や道徳観が
希薄な印象を受けました
今回の演出では
ロミオとジュリエットの次に重要な役は
”死” です
その”死”の役を演じた大貫勇輔さんが
とても素晴らしかったです
圧倒的な存在感と
研ぎ澄まされた表現力
台詞は一言もなく
ダンスだけで表現するのですが
とても東洋的で
「能」 を観ているような
そんな抑制の中のパッションと(何かの)存在を感じました
後で彼のインタビューを読んで納得
「八百万の神
海や空、動・植物、道具や食べ物にも神様がいるというその感覚
どこにでも居るけど目に見えない、存在は感じられるけど触れることはできない。
吹く風を肌に感じながら、さらに深く、その奥にある存在をキャッチする、
そんなことが「死」を踊るために必要なことではないか、と思うのです」
とても現代的で日本的で
だから ちょっとだけリアリティが感じられる
ミュージカル ロミオとジュリエット
ロミオ、ジュリエットはもちろん
ヴェンボーリオ、マーキューシオ、ティボルト他
すべての役者が素晴らしく
TETSUHARU氏による振付
ドレスキャンプも手掛けたデザイナー 岩谷俊和氏による衣裳
すべてが素晴らしい舞台でした
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