大規模修繕工事でクレームは付き物。
今まで普通に住んでいる人達の生活にいきなり影響を与えてしまうからですね。
でもこのクレームの量はマンションの立地に左右されることがあります。
我々も事前に説明会を開催したり、工事の内容やご迷惑をおかけする点や注意点などを冊子などを作って広報に努めます。
いきなり生活圏に入っていくことはないのですが、
「知らない」
「聞いていない」
「もらっていない」
「読んでいない」
となることが多いのです。
これはマンションのグレードにもよりますが、比較的古いマンションに顕著です。
お年寄りが多い。共働き世代が多い、賃貸が多いなど。
また、土地柄もあります。裕福層が住んでいる地域は比較的協力度と理解度が高いです。
マンションの修繕をやっているということを理解してるれます。
※別の意味ではしっかり工事を見てくれているのでこれはこれで気が抜けません。
工事に入る際、どんな人が住んでいるのかと思いますが、たいていはマンションに行けばわかります。
しっかり清掃していたり共用部がきれいな状態のマンションは工事がやりやすく感じます。
我々の仕事はなるべくクレームが無いのが理想です。
でも逆にクレームが無いということは、関心がないということにもつながります。
それはそれで困るのです。
協力してくれません。
大規模修繕工事は工事業者が行うものですが、住んでいる人も関心を持って協力していただけないとうまくいかない物なのです。