俺の恥ずかしいとこにコロコロと積み上がったお手玉。
うんうんって頷いて満足そうなさとしに声をかける。
「ねぇ、これなんなの?」
視線をあげて俺を見たさとしが、スマホを取りだす。
「ちょっ!!写真ダメだよ」
「撮るわけないだろ。オイラのもんだかんな」
焦る俺に普通に答えたさとし。
「ん」って差し出されたスマホの画面には、誰かのブログ?
にのちゃんとか大野さんって文字に釣られて読んでみると、なんだよこれ...。
どうやら俺達のファンの子のブログらしく、俺の雑誌のグラビアの事が書いてある。
けん玉じゃなくて、お手玉ならお股にお手玉おいて隠してくれたらいいのにって。
嬉しそうな顔してるさとし。
そういう事ね。
あなたは恐らく偶然これを読んで、やってみたくなっちゃったわけだ。
「はあーーーーー」
「ん?どうした」
「楽しかったですか?」
「おう」
「じゃあ、良いです」
「あ!ダメ動くな」
満足したのを確認して立ち上がろうとしたら、ダメってさとしの声。
さっきまで子どもみたいな顔してたのに、もう今はオトコの顔してる。
「かず.....」
本当ズルイ。
そんな熱っぽい声で呼ぶなんて。
そんなに熱い手で頬に触れるのも
馬鹿みたいに優しいキスをするのも
好きだなんて、いつもより低い声で耳もとで囁くなんて、本当にズルイよ。
さっき上がりかけた身体の熱が、また上がっていく。
「さとし...好きだよ」
「ん」
「俺のこと愛してくれる?」
「ばか.....」
吐息と一緒に吐き出されたばかって声にも震えてしまう。
抱きしめながらベッドの上で押し倒されて、コロコロお手玉が転がっていく。
俺は、あなたの腕の中で転がされっぱなし。
たくさん愛して。たくさん感じさせて。
そんでぎゅっと抱きしめて眠ってよ。
朝になったらお手玉のタダシイ使い方で遊ぼう。
2人でならきっと楽しいよ。
おしまい♡
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あみんちゃん♡スペシャルさんくす♡
オマケでヒヨコの独り言あります♡
しばしお待ちをー(*゚∀゚*)