happiness 161 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!




窓を風が揺らす音がする。

今日は潮風が強いらしい。



時計を見るとまだ6時半で、早起きだなって思った。





「かず。いつから起きてた?」

「..........」

「まぁいっか。また昼寝すればいいもんな」

「..........」



かずに着替えを渡して、俺もさっと着替える。


今日の朝ごはんはどうするかなぁって考えながら、かずと手を繋いで台所に降りた。



せっかく早く起きたから、まず米を研ぐ。

炊飯器をセットして、味噌汁は簡単なのでいいって思って、豆腐とワカメにする。


いつもかずが作ってくれてた少し甘めの玉子焼き。

砂糖を多めに入れて作って端っこを味見したら、ちょっと違うけど、まぁいいだろ。


なんかおかず少ねぇかなって冷蔵庫を見たら、しば漬けがあったからそれを出して。


棚にあった味付け海苔もテーブルに置いたら炊飯器がピーピー鳴った。




かずはまたあの小さな椅子に座って、明けていく空と海を見てる。


やっぱり風は少し強いみたいで、庭の木が揺れてるけど、空は青くて澄んで。



海は今日もキラキラ光ってた。





ダイニングテーブルに3人分の玉子焼きと味噌汁とごはんを並べていく。




かずが作ってる時は、かずの分は並ばない。

いつもみんなの分を並べて、おかわりとか給仕役に徹してる。



俺はそんなかずと2人で朝ごはんを食べたくて、時々かずの食べてるのを見てた。



食べ物になんか1ミリも興味の無さそうな、つまんなさそうな顔して食うんだ。



だけど無意識に口元が緩んで、柔らかい顔を見せる時があった。


あれは、何かを思い出してたんだろうか。

その顔を見るのが好きだった。




あんなに美味くなさそうに食うのに、かずの作るごはんは温かくてめちゃくちゃ美味い。


それもとても不思議だと思ってた。






俺が作った朝ごはんを並べ終わる頃、珍しく潤が自分で起きてきた。


すげぇぼーっとしてるけど、挨拶はする。


ぼーっとしたままダイニングテーブルに座って、かずに声をかけてる。



「ニノ、おはよう。海見てんの?お前そこ好きだよね」

「..........」


かずは返事をしなかったけど、潤も何も言わなかった。



「かず、朝ごはん食べよう」

「..........」



かずの後ろに立って声をかけたら、ふわっと立ち上がってダイニングテーブルに向かった。