happiness 128 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!



「まーくん」



小さな、本当に聞こえるかどうかギリギリの小さい声で呟いたかずが、俺の手からスルッと抜け出して相葉さんへと駆け寄った。



少しふらっとしたけど、その数歩を自分で走るように歩いた。




一瞬、何が起きたのか分かんなかった。



気づいたら、俺の腕の中に温もりはなくて、

かずは相葉さんの背中にしがみついてた。




「かず.....」


唇から漏れた声は、誰にも届くことなく空気に溶けた。



まーくんって呼びかけるかずの声には、なんの抑揚もなくて、今まで俺が聞いてた音とは全然違くて、急に不安になった。



パッと駆け出したかずに驚いて、転ばなくて良かったってそれだけ思ってたけど。


なんだよ、その無表情な声は。



かずは、かずの話し方は、はじめの頃はめっちゃキツかったけど、本当のかずは柔らかい音で話すんだよ。


少し舌っ足らずで、甘くて、ちょっと拗ねたような声で、音で『まーくんはねぇ.....』って、いつも話してた。



なのに、なんでそんな話し方になってんの?


もしかして、薬いっぱい飲んだのが影響してたりすんのか?



いや、でも先生そんなこと言ってなかったよな。



じゃあ、あれはなんなんだ?




おかえりって言ったあと、しがみついて顔を上げないかず。



困った顔をした相葉さんと目が合った。







「ねぇ、和」

「まーくん、何で早いの。何で帰ってきたの。何で櫻井さんと一緒なの。何で」





相葉さんが話しかける声を遮るように話し出したかず。



どうした?

なんでそんな早口?



ジーッとかずを見てたらパッと顔を上げて




「なんで、櫻井さんとキスなんかしてるの」



って、やっぱり抑揚のない声で言う。




少しでもかずから目を離すのが怖くなって、とにかく何も見逃さないようにしないとって思って見てるけど、どんどん分かんなくなる。



俺のことはほとんど無視だったのに、相葉さんにまとわりついてるのはなんなんだ?



なんか二人が話してる。





「何でしょーちゃんって呼ぶの」




相葉さんが櫻井さんをしょーちゃんって呼ぶのが、そんなに気になるのか?


お前、どんな顔してんの?


俺からはかずの背中しか見えなくて、声は無表情だけど、顔は?どんな顔してんだろうって、そればっかり気になる。





「好きだから」

「………好き」

「僕はしょーちゃんが好きで、しょーちゃんも好きって言ってくれた。僕はしょーちゃんとコイビトになったんだよ。だからキスしてた」

「………好き………コイビト………キス………」

「そうだよ」




好き
恋人
キス


知らない外国の言葉を呟くように、繰り返されるコトバ。




かず.........。






「………」




かずは静かに相葉さんから離れて



「おかえりまーくん」



って言って、俯いた。