stand by me 隙だらけのコイビト 9 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!




「カズ」

「う...ん...」

「おはよう、カズ」



俺の腕に抱かれて、そのハンバーグみたいな手で目を擦ってるカズは、破壊的に可愛い。


ぐしぐしっと目を擦って、ゆっくりと開いていく瞳。



指に少しの違和感を感じてるみたいな仕草。


視界に俺を捉えると、花が溢れるように笑った。



「おはよ、しょーちゃん」

「おはよう」



チュッとキスをひとつすると、いつもの恥ずかしがるカズじゃなくて、幸せそうに笑うカズ。


寝起きのカズは、びっくりするほど素直で可愛い。


俺を見つめてふふっと笑ってもぞもぞと動いて、指の違和感を確かめるように左手を開いて目の前にかざした。



ぼんやりしてた瞳が、パッと開いてポロポロと涙を零し出した。



「しょ.....ちゃん、これ...」

「うん。カズ、俺と結婚してくれる?」

「嘘だ...」

「なんでだよ」

「だって.....」



ポロポロ涙を零しながら、悲しそうに笑うカズ。

なんでしんじてくれないんだよ。

俺は、本当にカズが欲しいんだよ。



ベッドの上で起き上がってカズに訴えかけると、同じように起き上がったカズは、俺の前にちょこんと座った。



「俺たち男同士だよ?結婚なんてできないじゃん」

「今はな。だけどいつか同性でも結婚できるようになったら、俺と結婚してほしい」

「だけど、しょーちゃんは.....ちゃんとした女の人と結婚しないとダメでしょ?」




震える声のカズ。

お前、そんなこと思ってたの?

いや、カズだもんな。考えてたに決まってるよな。俺の家のこととか、男同士ってこととか。



「それは、大丈夫。親もこの仕事してるんだからそこまで望んでない。カズとのことも、いつかちゃんと認めてもらいたいと思ってる」

「そんなの.....無理...」

「無理じゃない。本気なら、できる」

「しょーちゃん.....」




涙でキラキラ光る目を見つめて、気持ちが伝わるように真剣に告げる。




「カズ、俺と結婚してくれますか?」




じーっと俺の目を見つめ返して、コクリと頷いて



「はい」




小さな声で答えてくれた。








カズにプロポーズをしたあの日の夢を見てた。





「櫻井さん、着きましたよ」

「ん?ああ、ありがとう」

「明日は10時に迎えに来ます」

「了解。お疲れ様でした」

「お疲れ様でした」




仕事終わりにマネージャーの運転する車で眠ってしまった。


いつものようにカズの家に送ってもらって、明日の時間を確認して車を降りた。