「お疲れ様でした」
録画しておいた朝のワイドショーを見ながら、ビールをグビッと飲んだ。
最強の忍者だった去年の夏。
あなたがどれだけ努力してたのか、俺はずっーっと見てました。
企画を聞かされて、監督さんと会って、本決まりになった後、あなたは身体を作ってたよね。
アクションと、柔らかい身体。
その二つを手に入れるためにずっとずっと努力してた。
長い撮影が終わった時
「柔らかい身体、どこにいるんだった?必要なかったなぁ」
あの器具を前にボヤくあなたが面白くて、ついつい笑っちゃった俺を、朝まで離してくれなかったよね。
次の日、掠れた俺の声と痛む腰に、泣きそうになったのはアンタだったけど。
あなたのさ、綺麗なアクションや熱い眼差しを沢山の人が見たんだよね。
そりゃあ、みんな惚れちゃうよ。
知念だけじゃない。
共演者みんな、アンタの虜になるはずだもん。
男として惚れるわけじゃないけど、一流の人間として、俳優として、アーティストとして、アンタはあらゆる場面でみんなを惚れさせる。
ヤキモチ妬いてるんじゃないの。
ほらね、やっぱりこの人スゴイでしょ?
俺、ずっと言ってきたでしょ?
リーダーは、スゴイひとなんだって。
こんなふうになろうと思ってなれるような人じゃないんだって。
みんなに褒められて惚れられてるあなたを見て、俺は誇らしくて仕方ないんだよ。
「お疲れ様でした。まだまだプロモーションが続くけど、頑張って下さいよ。眠たい顔してちゃダメなんですよ?今日みたいに、楽しそうにしてて下さいね」
テレビの中で褒められてる大野さんを見て、ひとりごとみたいに話す。
コップに残ってたビールをグッと飲み干して、またテレビのあなたに話す。
「大野さん。.....ふふっ、その髪型カッコイイですね」
「お前、そうゆうのは俺に向かって言えよ」
突然聞こえる、あなたの声。
振り返ると、リビングに扉を開いて照れくさそうな顔したあなたがいる。
「本物の大野さんだ」
「なんで大野さんなんだよ」
「ふふっ。だって、大野さんだったから」
「今は違うだろ」
「違うの?」
「違うわ。今は、お前の恋人だろ」
「なに、恥ずいこと言ってんのよ」
「本当のことだろ」
「.....うん」
「ほら、呼んで。俺のこと」
「さとし.....おかえりなさい」
「ただいま、かず」
ふにゃっと笑ったあなたは、もう嵐のリーダーじゃなくて、俺だけが知ってるさとし。
今からは、ふたりだけ。
俺だけが見れる顔見せてくれるよね?
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
Nさん♡
ブログ4年目スタート
おめでとうございます![お願い](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/025.png)
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読み専だった頃から、ずっと大好きなNさん♡
切なくて、可愛くて、大人のお話を書いてる素敵な人で、こんな風にお話を書けたらいいのにと、密かに憧れてますヽ(*´∀`)ノ
優しくて、だけど強い人柄の滲むブログ記事も、いつも楽しく読んでます。
これからも素敵なお話を待ってます。
来年も再来年もお祝いできるのを楽しみにしています。
本当におめでとうございます![チュー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/029.png)
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愛をこめて♡←返品ダメですよー(*´艸`*)