秘密なふたり 5 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!


「ねぇ。さとし」

「ん?」

「しばらく、俺、自分の部屋に戻る」

「は?」

「アナタが、バカなこと言わないなら帰るけど、俺の仕事にそんな風に干渉するなら、しばらくアンタの所には帰らない」

「何言ってんだ」

「わかってるでしょ?」

「許さねぇよ」

「俺のこと、無理矢理連れて帰るの?」



さとしの低い声と少しキツくなった目。

咄嗟に掴まれた手首。


ゾクゾクするのは、俺がこの人を好き過ぎるからなんだろうな。


こんなにもこの人は俺を必要としてくれる。

そばに置くことに執着を見せる。


何事にも、自分の意見は後回しな人。

大切なこと以外は、譲ることを嫌がらない。


物凄く男らしい人なんだ。


その目には弱いんだけど、アンタの言う事聞きたくなっちゃうけど、今日はダメ。


だってね、俺は一応まだアイドルなわけよ。

おじさんだけどね。


そんで、やっぱりちょっと色気のある仕事だって需要あると思うんだよね。

もっとおじさんになったら、そんなの無くなるかもしれないけど、お仕事くれる人がさ求めてくれることには、ちゃんと応えたいじゃん。

俺の都合で、断るなんてことしたくない。


スケジュールとか、事務所の方針とかそうゆうのは、仕方ないけど。

それ以外の俺の個人的な理由で、仕事選ぶようなことしたくない。


どんな仕事だって、いつも通りの俺で臨みたいんだ。



この人は、そのこと1番知ってるはずなの。


俺がちゃんと言えば分かってくれるはずだもん。


怒ってるの、俺。


アナタの気持ちは嬉しいけど、でも怒ってる。



さとし、わかってるでしょ?



じーっとさとしを見つめる。


「さとし、離して」

「嫌だ」

「...............」

「...............」



無言で見つめ合う。


さとしの指に、ぐっと力が入った。