大宮夫婦のバレンタイン | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!



テーブルの上はカラフルなスプレーチョコが散らかってる。


そらとひまわりは、たぶんあんまりわかってないと思うけど、スプレーチョコをふりふり振りかけて楽しそうに笑いあってる。


振りかける先には、キャラクターの顔の形のチョコ。

裏返してそこに湯煎で溶かした板チョコを薄くぬって、上からスプレーチョコをトッピング。


色とりどりのカラフルなスプレーチョコがついて、ちょっとボリューム感が増してる。


それをハートの模様のついた小さなビニールに入れてお花のついたワイヤーで結べば出来上がり。

2人が一緒に描いた俺とさとしの絵と、そらとひまわりの絵をクルッとまるめてそれぞれにリボンをかけて、1人にひとつずつ用意した袋に入れてやる。



手を綺麗に洗った2人に、夜中に俺が作っておいた同じチョコをお皿に乗せてやると嬉しそうにニコニコしてる。



「袋のはパパの分ね」


キラッキラの目で俺の手元を見てた2人が、それぞれ青と黄色の袋とお皿を受け取って


「あいがとー」
「あいとー」


ペコリとお辞儀らしき動きをして、いつものラグの方へ走っていった。


ローテーブルにお皿を置いて、早速食べ始めた2人にミルクと布巾を持っていく。



珍しく半日お休みのバレンタイン。


さとしは早朝の釣りに行ったから、ふと思いついてチョコを作ってみた。まあ、作るって程のものでもないけど。


お絵かきの好きな2人がちょうど俺たちと双子たちの絵を描いてたから、それもプレゼントにしてさとしをびっくりさせようって。

思いついたらもう、楽しくって!


そらとひまわりも久しぶりのゆっくりできる時間で嬉しかったのか、終始ご機嫌で。やって良かったなあなんて思いながら、とっちらかったテーブルを片付けてた。



「ただいまー」


帰ってきたさとしがリビングに入ってきて、双子がさとしに駆け寄っていく。



「ぱあぱ」
「ぱー」

「おう、ただいま。ちょっとシャワー浴びちゃうから、待ってろよ」


2人の頭をぽんぽんしてから俺のところに来て、チュッとキスして「ただいま。シャワーしてくるな」って、風呂場にいった。




本当に洗った?って言うくらいの速さで出てきたさとしに、そらとひまわりがよじ登ろうとしてる。


「そら、ひまわり、忘れちゃった?」


声をかけたら、少しうーんって考えて、はっとしたみたいにピクッとして、慌てて放り出してあった袋を取りに行った。



「あい」
「あいっ」


嬉しそうに差し出す袋を受け取って、中身を見てウルウルしてるさとし。


双子をぎゅっと抱きしめて、ほっぺにチュウして


「ありがとな。そら、ひまわり。ありがとな」



キュってしがみついてる双子は、少し経つと動きたくなったのか、身をよじって足でさとしを蹴りながらその腕の中から逃げて行った。



くすくす笑ってる俺に気づいたさとしが、あんまり可愛く拗ねた顔してたから、チュッて唇にキスして


「俺からのバレンタインは、夜、ベッドの上でね?」


って耳元で囁いたら。



「その言葉、覚えとけよ」



雄の顔で言われてドキッとしちゃった。




双子ちゃん、今日は早目に寝てくれる?





おしまい♥