また今日も大宮の言いなりに? 7 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!



コンコンっ


「お疲れさまです。戻りました」


小さな声で言って、かずが楽屋に戻ってきた。


おいらの隣に、きっちりこぶしひとつぶんの隙間をあけて座ったかず。


最近はかずの寝顔しかまともに見てない。


少しだけ顔色も悪いような気がするけど、体調が悪いのか?


もう、そんなことも教えてはもらえないのか?

今までは、おいらに甘えて過ごしてたのに。


おいらの知らないところで、誰か他のやつに甘えてるのか?


そう思ったら、もう我慢なんて出来なかった。


座って、目を閉じて天井を仰ぐようにソファーの背もたれに身体を預けるかずの、膝の上の手をとってぎゅっと握る。


かずは一瞬ビクッとしたけど、目は開かなかった。

その事が、おいらを追い詰めた。


今までなら目を開けてくれたはずで、その茶色の瞳においらを映して「どうしたんですか?」って、優しく聞いてくれたはずなんだ。



どうしてだ?

おいらの不安は当たってんのか?


声が震えないように力を込めて、だけど、自然に聞こえるように話しかけた。



「かず、こっち向いて」



おいらの声にふっと目を開けたかずは、2回瞬きをしてからおいらを見た。


何だか久しぶりにかずを見た気がする。


ここのところ本当に目を合わせてなかったんだ。



「かず」

「はい、なんですか?」


優しい顔してる。

それ、仕事の顔じゃねえか。


もうおいらに見せてくれた、あの柔らかい笑顔は見せてくれないのか。


「かず。お前、好きなやつが出来たのか?」

「え?なに....」

「それとも、忘れられないやつがいるのか?」

「何....言ってるの?」

「いつまで、おいらのかずだった?」

「さとし....」

「お前のあの歌。あれ、そうゆうことなんだろ?いくら人の書いた歌詞だって言っても、気持ちがこもってなきゃ、あんな風には歌えないだろ?」


かずの目が少し大きく開いた。


だけどそのまま瞬きをして、次に目を開いたときには、かずの目は何にも写ってないみたいに、色がなかった。