shake it 初恋の瞬間 4 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!



カズが、俺の手を握ってる。


デビューした頃は、同じくらいの身長だった。ジュニアの頃は俺の方がちびだった。


だけど、その頃からカズは優しかった。


特にうるさくするわけじゃなく、なんとなく全体を見てて、必要なことをしてるみたいだった。


俺は、あの頃より小さく見えるカズの背中を見つめながら、歩いた。



自販機コーナーで


「ついた!潤くんお金いれて?」

「おおって、マジか......」

「うん。あそこから連れ出してあげたんだから、コーヒーくらいおごられてもいいと思う」


そう言って、パチンとウィンクした。


その顔は、アイドルそのもので、さすがだなって思った。



「潤くん、屋上で少し話そうか?」

「そうだな。今の時間は、たぶん誰もいないからな」

「うん、じゃあ行こう」



屋上で、社員の人達が作ってる野菜とかを眺めながら、ベンチに座る。



「潤くんさあ、たぶんずっとイライラしてるよね?」


え?
そんなストレートにきくのか?

でも、カズの目はごまかせる気がしない。


仕方ないから、返事した。


「うん。してる。ゴメン脚ひっぱって」

「潤くん、なんで謝るの?」

「俺がしたかったことをしてたから。羨ましくて嫌みな言い方したんだよ」

「ふふ。自覚あるんだ」

「なんだよ。バカにしてんのかよ」


ふふって笑うカズに文句を言う。

こんなにストレートに、人と話をしたのはいつぶりだろう。


相手がカズだからなのか、イライラが少し収まってるように感じた。



「潤くん、誰でもイライラしてたまらない時ってあるんだよ。ムカついたり、嬉しかったり、色々あって当然でしょ?」


「カズ...... 」


「俺だってそうゆう時あるもん。潤くんは、悩みの深さがすごそうだもん」


「カズ......」


「あのね、俺たちはグループでしょう?ダメな時は、ダメって頼っていいんだよ。カッコ悪いなんて思わないから。おれたちは、5人の運命共同体だよ?」


そう言って笑ったカズの瞳は優しくて、キラキラに輝いてた。


「潤くん、辛いときは言って、おれたちは、いつでも潤くんの味方だよ」


キラキラして眩しいカズ。


俺に笑いかけた顔は、照れたような嬉しいような色をしてた。



手を繋いで、楽屋に戻る。


ずっとカズの顔が頭から離れない。

思わずにやけそうになる。




楽屋に戻って、雅紀と、翔くんと大野さんに謝った。みんな良いよっていってくれた。



楽屋についてすぐに、カズは大野さんのところに戻って笑ってる。


ちょっと面白くない。




さっきまで雅紀にイライラしてたのに、俺って分かりやすいな。