ふたりの夏 大宮 名古屋Ver. 追記あり | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!



仕事が終わって、大野さんの部屋に帰ってきた。


外は暑い上に湿気がすごくて、身体中ベタベタして気持ち悪い。



「ただいまー」


 


「あれ、エアコン切っとるの?」

「んー」

外から聞こえる賑やかな蝉の声に、あー夏だなって、実感する。


「暑くなっとらん?」

「んー、けどほら、まーすぐ雨降りそうだがね」


アンタが見てる窓の外、青空の向こうに広がり出した黒い、雲。


「雨のにおい、好きだでよー」

ふにゃんって、笑うアンタの横によいしょって腰をおろす。


「あー、ホント。雨のにおいしとるね」


あっという間に黒い雲が広がって、ポツポツと雨が降り出した。



しゃらしゃら

貝殻で出来たウィンドウチャイムが揺れる。


「雨、吹き込んでくるでさあ」

「せっかく、涼しくなってきとるのになぁー」

ぱーぱーに開いとった窓をしぶしぶしめて、クーラーのスイッチを入れる。
蝉の声も聞こえなくなる。


「あー、夏らしいことしとらんなぁ…」

「今年は無理だがね」


だって、2人とも映画あるしね。
ありがたいことだけどね。


「ねぇ、おーのさんの言っとる、夏らしいことって、なに?」

「スイカ割りとか、流しそうめんとか、花火とか?」

「なんで疑問形で答えとるの」


「祭りも行きてぇな。浴衣で」

「浴衣、ね」

「足広げて座るのはナシだでな?」

「はい?」

「俺以外に見せとるんじゃねぇわ」

翔くんも余計なこと言いやがって、って呟く背中に寄りかかる。


「ちゃんと、下に履いとったでしょう?」

「だからって、あれはいかんって」

「翔やんはじぃさんみたいって、言っとったがね?」

俺だって、いいオッサンなんだからさ。世の中から見たらそんなもんなんだって。


「でも、いかん」

「うわ」

くるん、とひっくり返されて、見えたのは天井とおーのさんの、顔。


窓を叩く雨の音が消える。



「夏らしいこと、しよまい」

おーのさんが笑う。


「身体中ベタベタしとって気持ち悪いし、先に風呂入らせてよ」

「なんだて、あの、ちんちこちんの風呂か?」

「そんなちんちこちんじゃないわ」

「ちんちこちんだわ」


ブハッと吹き出してあんたが笑う。
 

「風呂なんて後にしといて、しよまい」


「人の話、聞いとらんよね?」

おーのさんのキスを受けながら、俺も笑う。



「夏だで、燃えるだろ?」

「意味わからん」


窓の外でまた蝉が鳴き始めた。







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プロトタイプですよー♪