大宮さんの妄想bl小説ですが、末ズ風味が強めです。
それでも良いよーって方、お読み下さい。
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「潤くん?... ねぇ、潤くん?どうかした?」
昔のこと思い出して、考え込んでたら、話し声が聞こえて無かったみたいで、カズが俺の顔を覗いてた。
5人の仕事の打ち合わせ中に、つい、考え事に集中しちゃってたみたいだ。
心配そうなカズ。
怪訝な顔の翔さん。
ん?って、顔の相葉さん。
眠そうな大野さん。
本当にぶれない人達だな。
こんなときの反応も、ずっとあの頃から変わらない。
「ああ、ごめん。ちょっと考え事」
「本当?」
「うん」
「無理しないでね。最近見ない寝不足みたいな顔してる」
「ありがとな」
こうゆう気遣いは、カズには敵わない。
相手をよく見てるし、判断力もあるから、的確なタイミングで、的確な言葉で相手に寄り添う。
そうゆうの、イライラしたこともあったけど、今は、心地良い。
この眼差しが、俺にだけ向いたら、どんな気持ちになるんだろう?
優しく見つめられて、俺の言葉を一生懸命聞いてくれて、ふふって笑って隣にいてくれたら。
そんなこと、起こるはずないのに、最近は、無意識にカズを求めて、カズばかり見てしまう。
番組で、美味しいものを食べるときも、カズの隣だと、嬉しくなって、ついカズにばかり話しかけてしまう。
この間は
「俺だけに喋ると、近いのよ」
って、カズに言われちまった。
ダメなんだよな。
気を付けてるのに、どうしてもカズを見てしまう。可愛い口元や、茶色の瞳を見ていたい。その気持ちが出てしまって、自分でもどうかしてると思う。
オンエアを録画で見て、自分のデレた顔を見て、さすがにマズイと思った。
さすがの大野さんも、ちょっと勘づいてるのか、俺を見る目が少しキツい。
俺だって、大野さんからカズを奪えるとは思えない。
だけど、俺はどうやら、カズに恋をしているらしいから、それを確かめて、フラれるまでの時間を、分けてくれないかな?
大野さん。
それぐらいなら、いいかな?