大宮さんの妄想bl小説ですが、末ズ風味が強めです。
それでも良いよーって方、お読み下さい。
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俺が、翔くんについて回ってた頃、翔くんはちっとも俺に優しくなかったけど、大野さんも、今よりは少し冷たかったかもしれない。
今の二人は、手を繋ぐのも、くっついて廊下を歩くのも、いつもお互いの目を見て笑い合うのも、全部当たり前みたいだけど、あの頃はそうじゃなかった。
合宿所の廊下で、「大野くん、いるんでしょー?いーれーてーよー」って言ってるのは見たことある。
スキンシップ過多のカズが、大野さんにくっつくから、時々困ったような顔をしてるのも見た。
それでも、ジュニアの皆で、京都の大野さんの出てる公演に特別参加で行ったとき、二人の間に流れる空気だけ、違うものみたいに甘くて、皆が「あの二人ってガチなの?」って言ったくらいだった。
後から聞いたら、カズと大野さんは、ほとんど毎日電話で話してたって言うから、遠距離恋愛みたいなもんだったんだろうな。
あの頃は、まだ付き合ってはいなかったって、カズが言ってたけど、付き合ってはいなかったって言い方は、ある意味色んなこと想像しちゃうよな。
付き合ってはないけど、キスはしてたとか。
付き合ってはないけど、気持ちは通じてたとか。
そんなこと思ってしまうほど、あの頃から、今まで二人の纏う空気は甘くて、互いを見つめる目も甘かった。
俺は、高校生になってしばらくして、皆がよく言う尖ってた時期に入る。
反抗期とか、ギラギラとか、ドS番長とか、色んな言われ方するけど、とにかくイライラしてて自分でもそんな自分をもて余してた。
翔くんは、今までとは逆に、色々庇ってくれて、俺を見守る姿勢になった。
相葉さんは、繊細なところのある人だから、そっとしておいてくれた。とゆうか、少し怯えてたのかもしれない。
大野さんは、正直、何考えてたのか全然わかんない。何にも変わらなかった。
カズは、凄かった。
あいつは、すぐにグループ内での立ち位置を変えて、キャラを変えて、イライラしてる俺を、皆でイジることで笑いを生んだ。
その頃から、俺は、カズをよく見るようになった。
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Pさん、当たり!
あなたのリクエストからの妄想です。
楽しんでくれると嬉しいな♪