逢いたくて 10 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!

大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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「和也さん、どうしたんですか?」


涼介が、俺の顔を覗き込んでる。

肩に乗った手が熱い。


「何?どうもしないけど」

「嘘はダメですよ。和也さん、涙が」

「え?あ、本当だ」

「突然、ポロっと涙が溢れたから、焦りました。大丈夫ですか?」

「あ、うん。大丈夫、大丈夫」


答えたけど、全然大丈夫な気がしない。


「和也さん、どうして無理するんです?和也さんの顔、大丈夫な顔には見えないし、俺は、和也さんを困らせたかった訳じゃないんです」

「うん」

「俺の気持ち、知っててほしかったんです。和也さんのこと見てるって、大事にしたいって、守りたいって思ってること、覚えててくれたら、それで良いんです」

「涼介... 」

「ごめんなさい、泣かせちゃいましたね。さあ、ご飯の準備しますね。和也さんは、シャワーでもしてきて下さい」


ニコッと笑って、軽くハグされて、廊下に出された。




なんだよ。

あいつ、大人じゃん。

あの頃の俺なんかより、なんなら今の俺より大人かも。


俺は、おーのさんが欲しくて、俺の方を向いてて欲しくて、困らせるとかそんなこと考えもしなかった。






シャワーを浴びて、居間に戻ると夕飯の支度は済んでいて、涼介がダイニングの椅子に座って待ってた。


その顔が、さっきの大人っぽさが嘘みたいに頼りない子どもみたいな顔で、なんだか急に涼介が可愛く見えた。


「お待たせ、涼介」

「あっ、和也さん。ゆっくりできましたか?」

「おお。なんか、色々ありがとな」

「え?あっ、はい」

「お前のこと、ちゃんと考える。だからもう少し時間くれるか?」

「和也さん...... ありがとうございます。ずっと待ってます!」

「ずっとは待ってなくていいわ。誰かに気持ちが動いたら、言えよっての」

「動きません」

「ふふ」

「動きません」

「分かったよ。飯食おうか」

「はい」


俺たちは、その日遅くまで色んなことを話した。