大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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おいらを好きだったあいつは、俺に振られた後も、俺をからかって、ケツをつまんで、優しくフォローしてくれた。
だけど、ふふって笑う、あの優しい笑みはおいらには見せてくれなくなった。
おいらはあれが大好きだったのに。
本当は、おいらがかずを振っても、かずは離れていかないと思ってた。
きっと変わらない。おいらを嫌いになったりしないって思ってた。
おいら、酷いよな。お前がどんだけ傷ついたのか分かってなかった。そこに居るだけでツラいなんて思いもしなかったんだ。
ある日、おいらが寝てる楽屋で、かずと相葉ちゃんが話し出した。
小さな声でボソボソ話してた。
だけど聞こえたんだ。
「俺、ツライ。リーダーは何にもなかったみたいにしてるけど、俺の気持ちも無かったことになっちゃったみたいでツライよ。まーくん、告白なんてしなきゃ良かったよ」
「かずくん... 」
ひっく
しゃくりあげる声が聞こえて、かずが泣いてることを知った。
「まーくん... なんでリーダーなんだろう。なんでリーダーを好きになっちゃったんだろう... 。こんな気持ち、消えたら良いのに」
「かずくん、大丈夫?」
「......わかんない」
カサッ
衣擦れの音がした。
きっと、相葉ちゃんが、かずを抱きしめてる。
こんな時なのに、悔しいと思った。
男同士とか、メンバーとか、そんなことよりかずが大事なんだって、今更気づいて。
おいらは、心底、自分をバカだと思った。