遠くまで~brand new day  12 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

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嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!

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「おはよう、さとちゃん」


あの後、かずの中を綺麗にして、温かいタオルで身体を拭いてやって、シーツを取り替えた。


それから、かずを俺の腕の中に、閉じ込めて眠った。



朝、目覚めて、おはようって言ったかずの可愛さは、天使も逃げ出すレベルだった。


俺は、思わず深くキスをしてしまって、少し気だるさが滲み出てしまったかずは、会社を休ませた方が良いんじゃないかと思うほど色気が漏れてた。


「かず、今日身体だるかったら、仕事休むか?」


「え?ううん。大丈夫だよ?さとちゃん、優しかったから、痛くなかったし」


あどけない顔で、その発言は、やめてくれ。俺が我慢できなくなる。


照れながらも、幸せそうに笑うかずに、また身体の奥が熱くなる。


いや、今日は、月曜日。会社は休めない。

週の初めのミーティングがあるからな。

しかも、今日は、かずの音楽制作チームと合同だし。

ちゃんとガードしようって心に決めて、二人で出社した。


会社のビルについて、エレベーターに乗る。電車の中でもそうだったけど。チラチラかずを見てくる奴が多くてムカつく。

見んな!俺んだ!って言いたいけど、言えるわけもなくため息をついた。


フロアについて、最初にかずが挨拶した奴は、真っ赤になった。

次の奴は、にやけた。

社内を歩くかずを見て、社内がざわつく。


「おー。どうしたニノ?すげえ、色気漏れてんなあ。長い春が終わって、遂に大人の階段登ったのか?」

って、セクハラにも程がある発言をしたのは松岡さん。


恥ずかしそうに、可愛らしく笑ったかず。


「はい。やっと、さとちゃんが帰ってきてくれたから。」

固唾を飲んで聞き耳を立てていた、フロアの奴等から、小さな悲鳴とため息が漏れて、更にざわついた。


「良かったな。ニノ」

「はい」

「大野ー、頑張れよ?」

もう。面白がってるとしか思えない顔をしてる松岡さんに、不貞腐れて返事をした。



その日は、潤と、翔くんもかずを見てため息をついた。


夜、飯を一緒に食べることにして、雅紀にも声をかけておいた。


居酒屋で、かずの顔を見るなり

「かずくんが...... 大人の階段登っちゃった...... 」

って呟いた。

雅紀、お前松岡さんとかなり親しいな?

発言丸かぶりじゃんか。




「いやあ、今日のカズはヤバかった。大野さんがそばにいるときなんか、花が飛んでたもんな」

「そーなんだ。あー、でもそうかも」

「うん。智くん居なかったら、それはそれで、なんかニコニコしてるから皆、ニノ見てデレた顔してた」

「そんなにかー」



勝手なことばっか、言われてるけど、かずはニコニコしてて。

俺は、かずが笑ってるならそれで良いって思った。


テーブルの下で繋いだ手から伝わる温もりに、どうしようもなくにやける頬は、隠せなくて良いやって思った。









おしまい