大宮さんの妄想bl です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。
「雅紀。かずにあんまひっつくな。」
「おーちゃん、相変わらずだね。」
「うっせ!人間そんな簡単に変わるわけ無いだろ?」
「まあ、そうだけど。もう少し、大人になってるかと思ったのに。」
「なってたまるか。かずは、俺のなんだから、誰にも触らせたくないって思って当然だろう?」
「知ってる。何回も聞いてるし。俺が3歳の時から、おんなじこと言ってるんだからね。いい加減覚えるでしょ?」
「なら、やるなよ。」
口を尖らせる智くん。
仕方ないなあって顔の雅紀くん。
ちょっと待って欲しい。
俺の知ってる智くんは、こうゆう人じゃなかった。
もっと何てゆうか、クールで、優しくて、口数が少なくて、絵を描くときはなんにも聴こえないくらい集中して、絶対、人に強めの口調で話したりしない。
穏やかな凪いだ海のような人。
じゃなかったのか?!
今、俺の目の前で、ニノを抱きしめて、雅紀くんに牙を剥いてるのは、本当にあの智くんなのか?
なんて、考えてたら.... ツンツン
突っつかれた。
何かと思って見ると、そこには、上目遣いでうるうるの瞳のニノが居た。
「翔さん?大丈夫ですか?どうぞ中に、入って下さい。」
どうやら俺は、あまりの光景に玄関先でフリーズしてたようだ。
話ながら中に入って、リビングのラグの上に座った。
「あ、ああ。うん、ありがとう。」
「翔くん、顔デレてる。かずは、俺のだからな!ちょっかい出すなよ!」
「智く~ん。はあ、そうゆう人だったんだ。知らなかったよ。」
「なにが?」
「ロスに居た頃は、落ち着いた大人な感じだったでしょ?ニノと再会するまで、ずっとそうだったよ?」
「わかんねえ。」
ダメだ.... 。
完全にキョトンとしてる。
自覚無いんじゃどうしようもないからな。
「あのさー、しょーちゃん!おーちゃんはねぇ、俺が初めて会ったときにはもう、こんなんだったよ。」
「えっと、それって何歳の時?」
「俺とかずくんが3歳だったから、おーちゃんは6歳だよね?」
「おう。たぶん6歳かな。」
「そうなんだ。なんかちょっと、ビックリしてる。」
「うん。みんなそうだった。おーちゃんの友達は、かずくんがいる時のおーちゃんは別の人間だと思えって、言ってたよね?」
「あー、そうだったなー。」
あー。そうだったなー。って、それ、そんな簡単に受け入れて良いの?
でも、反論しようも無いくらい的確な表現だと思う。
俺も、これからはそう思うことにしよう。