大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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俺は、かずに、おばさんのことで考てたことを話した。
おじさんの気持ちも。
かずは、一言も話さずに、俺を見て、話を聞いていた。
「それで、お母さんその話聞いたの?」
「わかんねえ。おじさんと話終わって、トイレ行こうと思ったら、ドアのとこにおばさんがいたから。ごめん。俺、焦ってて、注意が行ってなかったから、分かんねえや。本当にごめん。」
「そっか。.... さとちゃん、ありがとう。一生懸命お母さんや、僕のこと考えてくれて。お父さんとも話してくれて。僕、嬉しいよ。本当にありがと。」
「いや、特別なことはしてないから。かずとのこともちゃんとしたいし、それにはおばさんが鍵になるだろう?」
「うん、そうだね。僕...... 本当はね、そろそろ優ちゃんの振りするの辛くなって来てたの。だから、嬉しかった。...... さとちゃん、僕さとちゃんが好きだよ。」
「かず.... 。」
かずに腕を伸ばして、閉じこめるようにギュッと抱きしめた。
そのまま、キスしたかったけど、おじさんとおばさんが、いつ戻るか分からないから出来なかった。
そのかわり、頬をくっつけた。
ソファーで、かずの淹れてくれたコーヒーを飲む。そんなことが、俺達の離れてた時間を実感させる。
指を絡めて、見つめあいながら、遠くにいた間のことを少しずつ話す。
どんな時のかずも、俺の知ってるかずだった。可愛くて、優しくて、いつも一生懸命なかずは、雅紀と松潤に守られて来たんだって分かった。
俺のロスの話は、かずにとっては不思議なことも沢山あるみたいで、色んなことを質問してくる。
そのひとつひとつに答える俺を、じっと見る茶色い瞳。
それが俺のものだと思うだけで、身体の芯が熱くなるような気がした。
話してる間に、夕方になってしまって、窓にかかるカーテンをひいた。
あんまり遅くまで居るのも迷惑かと思って、腰をあげたとき、おばさんとおじさんが、居間に戻ってきた。
「和、大丈夫か?」
「お父さん、大丈夫。さとちゃんが居てくれたから。」
「そうか、智くん、ありがとうな。」
「いえ、何も出来なくて。感謝してもらうような事ないです!」
「ふふっ。」
俺があたふたしてるのが面白かったのか、昔と同じ笑いかたをしたかずを、俺は
やっぱり好きだと、思った。