3ヶ月の恋 最終日 PM8:08 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

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嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!

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今日のかずは様子がおかしい。

楽屋から相葉ちゃんと自販機に行っただけのはずなのに、やたら時間がかかってたし、戻ってきた時、泣いたあとみたいに目が赤かった。


何かあったのかと、じっと見ていたら、小さなため息をつくのを見た。何度目だ?


お前、今日誕生日なのに、なんでそんな顔してるんだ?

おいらと目が合うたびに、スッと反らす。

さっき「どうした?」って聞いたら、全然笑ってない目でおいらを見て

「どうもしないよ?」

って、超不自然な笑顔で言った。


なんなんだ?

機嫌悪いのか?


おいら...... なんかしたのか?



「...... ダー... リーダー?リーダー!」

考え事に夢中になってたみたいで、潤からでっかい声で呼ばれた。


しまった。明日からのイベントのリハしてたんだった。

一通り終わって、細かい確認作業に入ってたから、ちょっと、上の空だった。

この後の予定で頭がいっぱいになってるから、仕方ない。


「じゃあ、皆、例のヤツ行くよ?」


潤の声を受けて、後輩くんたちも、スタッフも、勿論、俺達メンバーも流れ出した音に合わせて、歌いながら踊って、かずのもとへと行く。


定番のバースデーソングだけど、いつもお世話になってるアレンジャーさんが、少しダンサブルにアレンジしてくれた。

原曲に、伴奏がプラスされた感じで自然に身体が動くような音だ。


サプライズは苦手と言うかずは、やっぱり戸惑ったような、恥ずかしいような顔をしてて、真っ赤になった耳が、一番素直だなあなんて思った。


皆がかずを囲んで、口々におめでとうを伝えてる。



「カズと大野さんは、これで上がりね。先にホテル戻ってゆっくり休んで」
  

そう言った潤に、フワッと抱きついて


「ありがと、潤くん。」


って、また、泣きそうな声で言った。



「じゃあ、解散。かず、明日はファンの皆も祝ってくれるからな?」

「わかってますよ。ありがたいです!」

「ニノちゃん、ゆっくり休んでね?」

「はい、まーくん。」

「ニノ、おめでとう。これからもよろしくな。」

「はい、翔さん。」




「さあ、行くぞ、かず」


本当は少し不安だった。


おいらの差し出した手を取ってくれるのかって。

だけど、かずは、今日初めて見るような綺麗な笑顔で、おいらに笑いかけた。


おいらはほっとして、かずの手をギュッと握ってホテルに戻った。


「二人は、先に帰れるようにしてやるよ。これが、今年の俺達からのプレゼントだから、カズのこと頼むよリーダー。」


昨日、潤から言われた言葉を思い出す。

翔くんと、相葉ちゃんも頷いてた。


おいら、かずを捕まえるからな。