かずなりくんの憂鬱と復活 2 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!

大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。




ひとしきり泣いて

泣きまくって

まぶたが熱い。


「潤くん... 。ありがと。
なんかスッキリした。」

「そうか。」

「うん。不安とか、淋しいとか
さとしを疑ったりしたわけじゃなくて...
とにかく落ち着かなくて
どうして良いのかわからなくなった。」

「うん。」

「泣いてたら、なんか分かった気がする。
たぶん、独占欲... かな... 。」

「独占欲?ってどうゆうこと?」

「うん。あんなさとしも、こんなさとしも俺以外の人に見せちゃやだって... 。
真面目な顔も、変顔も、全部
あの人の全部は、俺のなのにって... 。
子どもみたい...... だね。」

「ああ、そっか。
やっとか。」

「ん?やっと?」

「おう。だってさ、おーのさんはずっと、そうやってカズを見てたんだ。
カズを手に入れてからはずっと。
バラエティもドラマも、お前が誰かと近づく度に、リアルじゃないのに怒ってた。」

「え?」

「カズ、おんなじだよ。おーのさんも。
本当にそっくりな二人だよ。お前ら。」

嬉しくて、少し恥ずかしくて。

だけど
楽屋を出るときのさとしの顔を思い出す

無表情

あんな顔見たことない。


「でも、もう呆れちゃったのかも。
潤くんが俺の手を握っても、無表情だったもん。」

「あははははは。
やっぱ、わかってないわー。
あんな、ヤキモチ焼くと、お前ら
二人とも無表情になるんだよ。」

盛大に笑って、それからさとしの無表情の訳を話してくれた潤くん。

俺は、止まったはずの涙がまた
ポロポロ溢れて


潤くんは黙って俺を抱き寄せて
肩を貸してくれた。

背中をトントン、優しいリズムを刻んで。


こんなとこ
さとしが見たらどんな顔するんだろ

そう思ってたら


ガチャガチャ

バタン


ドドドドドドッ

バタン


ドサッ



「かずなりはおいらのだ!」

さとしに抱きしめられてた。


「さと.....」

「かず、かずなり。
おいらの側に居るよな?
お前はおいらのだろ?
どこにもいかないだろ?」

初めて聞く
切羽詰まったようなさとしの声


切なくて、嬉しくて
涙が止まらない。


「何で泣いてる?
もう、おいらに抱きしめられるのも
嫌なのか?」

そんなわけないのに
泣きそうなさとしの顔が俺を見る

さとしの気持ちが
俺の中に流れ込んできて

余計泣けてくる


「かずが嫌でもおいらはかずを離さない。
おいらを嫌いでも良いから、おいらの側にいろ。」


「... む、無茶苦茶だよ。」


「それでもだ!」

叫んだあなたにしがみついた。


「おふたりさん。盛り上がってるとこ悪いけど、俺は帰るよ?
カズ大丈夫だから、素直になれ。」

「潤くん...... ありがと... 。」

さとしにしがみついたままで

潤くんを見た。


潤くんはニコッと笑って帰って行った。


「かず、潤が好きなのか?」

とんでもない勘違いされてる

「それでも良いから、おいらのとこに居て。どこにも行かせない。」

それ、すごい愛の告白ですよ

だから

俺からも言わせて

「俺が、好きなのはさとしだけです。
あなたのドラマ見て、独占欲でおかしくなってました。ごめんなさい。」


何でそんなポカーンとしてるの?

俺、素直に告白したんですよ?


全然わかってないような顔のさとし

あなたにチュッてキスしたら

今度はどんな顔見せてくれますか?



皆には、明日お礼を言いますね。

あなたも一緒にいてくれますか?








おしまい