遠くまで 51 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!

大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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「新人の皆さん。入社おめでとう!
これから、頑張ってください!
カンパーイ!」


山口部長の音頭で始まった新人歓迎会。

今年の新入社員は9人。
営業が5人
経理が1人
ゲームプログラマーが2人
で、音楽クリエイターの僕

僕以外は、皆まずは営業部の雑用係りから始める。
 
入社から、約1年を色んな部署で勉強して過ごす。


毎年、雑用係りが辛くて2~3人辞めてしまう。

僕が始めた時も、辞めた人がいた。

今、並んで挨拶をする皆が、来年新人を迎えることができると良いな。

そんな風に色々、考えていたら僕挨拶をする番になった。

「二宮 和也です。僕は、4年前からこの“storm ”で契約社員としてお世話になってきました。今年からは正社員として、音楽制作チームで頑張ります。よろしくお願いいたします。」

挨拶を済ませて、お辞儀をした。

拍手と知ってるぞ~、がんばれよ~とかって野次も聞こえる。

僕が最後だったから、そのまま飲み会は始まった。


僕は、同じテーブルの剛さんと智也さん、潤くん、准一くん、翔さんと改めて乾杯をして、飲み始めた。

「カズ、あんまり強くないんだから飲み過ぎるなよ。」

「うん。潤くん、わかってるよ?」

「そう言えば和と飲むの久しぶりだよな。」

僕を挟んで潤くんと准一くんが座ってて、僕の前には剛さんその右側に智也さん、反対には翔さんが座ってた。

相変わらず過保護な潤くんは、僕の心配をしてる。

「何、松本は二宮と仲良いんだって?」

智也さんが、潤くんに話しかけてる。

「あ、はい。中学からの友達です。」

「マジ?すげえな。ずっと仲良いんだ?
うわー、すげえな。」

「いや、そんなことより、松本はいつからファッションに興味あるの?」

今度は剛さんだ。
しばらく、離してもらえないだろうな。

僕は久しぶりに会った翔さんと話してた。

「翔さん、最近滅多に社内で見ないですよね?」

「そうかな?あー、でも和くんとは会わなかったね。」

「はい。」

「同期のさ、例の人が新しいゲームのデザインチームに入ったから、そっちに顔だしたりしてた。」

「そうなんですか。あ、そう言えば、そのデザイン担当の人、今日来てるんですよね?どこにいるんですか?」

「ああ、うん。なんか、ちょっと良いのが浮かんだとか言って、少し遅れるって言ってたんだけど...... あっ、来た来た。あれ、こっちこっち。智くん!」

翔さんが手を上げて、その人を呼んだ。
その名前にドキッとする。


「あー、翔くん。遅くなっちゃったよ~。そこ、席ある?」




カタン



久しぶりに聞く声。




気付いたら、立ち上がって


振り返ってた。



そこにいたのは


この8年


忘れたことのない人



一番逢いたくて

一番恋しくて堪らなかった人。





「さと... ちゃん... 」

「... かず.... 」



僕たちは

見つめあったまま、動けなかった。