大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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入社式も済んで、潤くんはまず教育係りになった准一くんと社内に挨拶回りをする事から始めてた。
僕は、音楽制作チームに配属されて正式にクリエイターってゆうのになった。
チームメイトは、アレンジャーの剛さん、クリエイターの智也さんの二人。
統括部長は山口さん、マッチョな体育会系なのに、ゲームが大好きって人。
チーム長は、松岡さん。
色んなところで可能性がありそうな子に声をかけて、スカウトしてるらしい。
背が高くて、兄貴肌な松岡さんは通りすがりのけんかも放っては置けない人情派で、人が良いからあちこちに知り合いがいて、一緒にいると必ず知り合いの人に声をかけられてる。
剛さんは個性派で、いっつもすごいオシャレな服を着てる。僕たちのチームは、私服勤務が許されてるから、本当に不思議な服を着てる時もある。
実は作詞作曲もして、歌も歌う。あ、これは智也さんも一緒だけど。松岡さんはたまたま行ってたバーで、弾き語りしてた剛さんをスカウトしたんだって。
智也さんは、松岡さんより背が高くて、ワイルドな男ーって感じの人。学生時代はバンドをやってて、松岡さんはライブハウスで智也さんのバンドのライブを見て、スカウトしたって。
智也さんは、超イケメンなのに、子どもみたいなイタズラが好きで、膝カックンとか肩をトントンってされて振り向くと、頬っぺたに指がささるとか、本当に些細なイタズラばっかりして、爆笑してる。
二人は僕より２年早く正社員になっていて、すでに1本のゲームに音を付けて商品化されている。
僕も、今度新しく始まる企画に参加する予定になっていて、今からドキドキしてる。
各部署の新人が、挨拶回りを終えると新人歓迎会があるって、剛さんが教えてくれた。たしか、明後日の金曜日だったかな。
僕は、ほぼ社員だったけど、一応形ばかりの挨拶回りを、剛さんの付き添いでしたけれど、どこに行っても「おー！よろしくな。」で終わり。
それより、デザイン担当の例の人と会わせないようにみんなが団結してるのが、もー何なんだろって、思ってた。
その人とは、新人歓迎会で会えるからって剛さんにも言われていた。
潤くんは挨拶回りで会ったって聞いて、どんな人って聞いたけど、口止めされてるからって、教えてくれなかった。
楽しみなような、怖いようななんとも言えない気持ちをもて余してた。
明日は金曜日。
例の人にやっと会える。
本当は少し楽しみなんだ。
だって、皆がすごくイイ奴だよって、褒めてたから。
どんな人なんだろ...... 。