先日友人と久しぶりに会った。
中学からのお友達でもう長い付き合いである。
歳を重ねた今もこうして連絡を取り合うのは私たちにご縁があったからであろう。ありがたい話である。
ご飯を食べ、お茶をしただけの短い時間だったがその時会話の中で友人が言っていた言葉が大変私の心に響き渡った。
「好きなものは人それぞれだがそこに自分のセンスがあるかはわからない。」
これは金言である。
その時食べていたシュラスコも一旦ストップかけるくらいのダイヤモンドフレーズだった。
確かにそうである。
私はゲーム好きだがゲームの腕前のセンスは全くない。
スーパーマリオブラザーズの最初のクリボーを飛び越えるタイミングも未だにミスしてしまう。
私は物を作るのが好きだが組み立てるセンスが全くない。
プラモデルを作っていても毎回一つ謎のパーツが残るタイプである。
センスはどこにあるかわからない。
私は幼い頃から野球などを避けて生きて来た人間だがもし昔に野球をやっていたら信じられないセンスがあったかも知れない。
信じられない豪速球を投げたかも知れない。超超超高校級。やがてドラフト一位でプロになりあっという間に大人気になったかも知れない。
ただそれは夢物語。もしそうだったとしても私は車で酔う事がたまにある。
私にはリリーフカーに乗るセンスがない。
努力だけでは越えられない壁があるのなら知恵でそれを補うようにする。
もしリリーフカーが酔うのなら
私は歩いてマウンドまで行く。
そして努力だけでは越えられない壁があるのなら他者に何とかしてもらう。
もしリリーフカーが酔うのなら
私は更にゆっくり運転してもらう。
自分の足りない部分を補ってくれる人にはきちんとお願いし、私自身も他者の足りない部分を補える人間でありたい。
そんなこんなで今日は朝からファミレスにこもった。
こうして私はお店の売り上げを補っている。
それではまた。