興味のある所には必ず行く。
それがおばあちゃんの教え。
なかにしは知識を得る為に興味のない所にも行きますがより深い知識を得る為に興味のある場所には必ず行きます。
この夏もいくつか足を運んで来ました。
池袋の水木しげる展、ヒカリエのドラクエミュージアム、秋葉原の聖闘士星矢展、DDTプロレスリング。などなど。
どんな物でも一流の物には触れた方がいい。
そして吸収して私という生き物が成長する。
鍵がない時
「誰かアバカム使えへん?」
これもドラクエという一流に触れていたからこそできる発言であります。
そして夏の終わり。最後にどうしても行きたい所がありました。
「ドラゴンクエストライブスペクタクルツアー」。
幼少期より全シリーズプレイしたドラクエの舞台化。
行かないという選択などありません。
兄和樹を始めて「兄さん。」と呼んだのは和樹が小学校の時ピアノでドラクエ3の最終ボス「ゾーマ」の戦闘曲「勇者の挑戦」の一部分を弾いた時でした。
あのゾーマの曲を弾くなんてなんと素晴らしい兄だという思いから「兄さん。」という言葉が自然に出た事を今でも覚えています。
ちなみに時が経った今私は彼のことを「気持ち悪い兄ちゃん」と呼んでいる。
そんなドラクエが舞台化。全シリーズをプレイし、ドラクエの漫画を読み、フィギュアも買っていたなかにし。舞台化を知った時は痛恨の一撃を受けたかの様な衝撃でした。
何かを観に行く時私は前もってチケットを買いません。
どれだけ競争率が高くても縁があれば必ずチケットは取れると考えています。
前日などに調べて空いてなければ縁がなかったと割り切る。ちょっとしたドキドキを味わう。
この舞台ももちろん満席だらけ。
しかし取れた。当日券が残りわずかで手に入りました。しかもS席。
縁があったと感動。そして1人横浜アリーナへ。
一流の人が出る所。それが横浜アリーナ。
ドラクエ1でメルキドの町を守っていたゴーレム。今回は横浜アリーナの入り口に立つ。
いや中に入れないつもりか。妖精の笛いるやん。
ライブは終始感動の嵐。
最初に全シリーズの勇者が出てきた時は涙がこぼれた。これは年齢のせいではない。
ファミコンのアダプターをお母さんに隠され苦労して探し見つけてクリアしたドラクエ1。
兄ちゃんがロンダルキアの洞窟をスラスラクリアして自慢気に見せて来たドラクエ2。
ネクロゴンドの洞窟を越えバラモス手前でカセットに手が当たりバグッた兄ちゃんを「かわいそう!おめでとう!」とバカにしてたら「向こうへ行け!」と怒鳴られたドラクエ3。
アリーナと妄想でデートしたドラクエ4。
お父さんを大切にしようと思ったドラクエ5。
ミレーユと妄想でデートしたドラクエ6。
なすくんの家で一緒にプレイしてクリアする所を見せてもったドラクエ7。
レベル30で兄ちゃんにセーブを上書きされたドラクエ8。
地図を求めて秋葉原に通い詰めたドラクエ9。
オンラインでドキドキしたドラクエ10。
いろんな事を思い出し私は泣いた。
最後ゾーマが現れた時「光の玉使った後ベホマ効くんちゃうか」と思ったお客様は何人いただろうか。
私が観に行ったのは8月30日。
ドキドキした夏の終わり。今年の夏は海もお祭りも行けなかったが代わりに私はアレフガルドに行けました。
帰り駅に向かう人の列は不思議と一列だった。
みんな影響されたのか。みんなパーティーやん。
それではまた。