苦手なお酒も飲みました・・た


「確かめよう」


僕は検証が好きである。


北斗の拳のケンシロウとドラゴンボールの悟空はどちらが強いか。


小学生の時クラスの子とよくこんな話になったがこの討論が実に愉快である。


ケンシロウが秘孔をうまく突けばさすがの悟空も「ひでぶ」と言うであろう。


しかし悟空のスピードは宇宙一と言われたギニュー特戦隊のバータよりも早いのでさすがのケンシロウも秘孔を突く事ができない。


しかも悟空がスーパーサイヤ人に変身すればどうだろう。スピードが更に増した悟空にケンシロウの攻撃はまず当たらないであろう。ケンシロウに勝ち目はないのである。・・が


残念。北斗神拳は一度見た技を自分のものにできる。悟空がスーパーサイヤ人になった後ケンシロウの髪が金色に逆立つ事もないとは言えない。悟空の技を一発でも避ければ、例えばかめはめ波を一発でも避ければその後はケンシロウがかめはめ波を撃ってくるのだ。瞬間移動はもちろんの事、北斗神拳ならば元気玉すら作りかねない。


悟空はチチを「冗談ばっかしー」と軽く叩いただけで吹っ飛ばしている。しかもチチが吹っ飛ばされた勢いで激突した物すら破壊しているのだ。
これだけ見てもだいぶ強いのがわかる。我々が自宅の冷蔵庫に思いっ切り激突して冷蔵庫が大破するだろうか。軽くやっただけでも勢いが違う勢いが。


しかしケンシロウは更にすごい。


「あ、蚊が」と言って軽くおでこを叩いた相手を爆発させている。


吹き飛ばす所じゃない。爆発させるのだ。
はっきり言ってシャレにならない。


ケンシロウが凄い所をもう一つ、悟空は移動を主に筋斗雲でするがケンシロウは目的地がどこであろうが走る。たまにバットが運転する車、馬の黒王号で移動する事もあるが作品中では走っているシーンの方が絶対に多い。その点悟空は筋斗雲で楽をしている。なぜケンシロウは走るのか。


なかにしは思う、あいつはたぶん免許を持っていないのではないか。


運転している所を見た事がない。


あれだけ荒れ果てた時代。無免許でも運転すればいいのに頑なに免許がないという理由で運転しないなんて何て交通ルールを守る奴なんだろうか。


そしてケンシロウが強い一番の理由、それは



あいつは悲しみを背負っている。


勝ちだ。もうケンシロウの勝ちだ。


あれだけ悲しみを背負っている男ケンシロウ。もしケンシロウが元気玉を作ったら彼に同情している人達がみんな手を挙げて彼を応援するだろう。


悲しみ玉に元気玉は勝てない。


悟空対ケンシロウ、この戦いは悲しみの差でケンシロウの勝ち。


今日は長文になったがそれは何故か?


理由はただ一つ、今僕は暇だということだ。