「勝負事に、“勝ちっ放し”なんて有り得ない」
そんな当たり前を、実際に目にした時の
驚きと言ったら!!!
2024年F-1世界選手権シリーズ第3戦は、
オーストラリアGP(58周)@アルバートパークサーキットでのこと。
ポールポジション(予選1位)から“定位置”の1位をキープしていた
マックス・フェルスタッペン選手(オランダ/レッドブル)。
ところが2周目から、突如異変が!!!
病欠明けのカルロス・サインツ選手(スペイン/フェラーリ)に、
あっさり首位を明け渡したのである!!
ただ、波乱はそこでは終わらない。
4周目に差し掛かると、何と!マシンから白煙が!!!
見る見るうちにスローダウンし、ピットに戻って来るのがやっとの有様。
久々のリタイアである。。。
奇しくも、2年前のオーストラリアGP以来、44戦ぶりの。。。
更にその波乱は、ルイス・ハミルトン選手(イギリス/メルセデス)にも
及んでしまったのであった。
こうした状況を“これ幸い”と思ったのか、
今までの“うっぷん晴らし”とばかりに
横綱相撲を見せたのがフェラーリチーム。
病欠明けのカルロス・サインツ選手が、今季初勝利!!
しかも、シャルル・ルクレール選手(モナコ)を、堂々と従えて!!!
更に、3位にはランド・ノリス選手(イギリス/マクラーレン)。
フェラーリ&マクラーレンなんて、
遥か昔の“セナ・プロ時代”を思い出させる。。。
一方、アルファタウリチーム改めVISAキャッシュアップRBチームの
角田裕毅(つのだ・ゆうき)選手はというと。。。
8番グリッドを、見事に入賞へとつなげたのであった!!
開幕から2戦続いていた、レース中盤からの後退も殆どなく、
入賞圏内をキープすることができた。そして8位フィニッシュ。
その後、5位でフィニッシュしたフェルナンド・アロンソ選手(スペイン/アストンマーティン)が
ペナルティを食らったため、
繰り上げで7位入賞!!
ドライバーの頑張りは、確かに必要不可欠。
しかし、マシンの信頼性が伴ってはじめて、入賞が見えてくる。
そのことを再認識したオーストラリアGPであった。
次は何と!2週間後の日本GP@鈴鹿サーキット!!
角田裕毅選手の地元での入賞は果たして???