“特定少年”。
2022年4月から、少年法に新設された区分である。
早い話が、犯罪行為をした18歳・19歳の少年ってこと。
従来の殺人等に加え、強盗、現住建造物放火、組織的詐欺罪にも
逆送致の対象範囲が広がった。
有期懲役の最長刑期が15年→30年に引き上げられ、
そして何より、起訴後の実名報道が解禁された。。。
2021年10月、山梨県甲府市で50代夫婦が殺害され、
自宅が放火された事件。
その事件で逮捕・起訴された当時19歳の“特定少年”。
遠藤裕喜被告(現在は21歳)。
“特定少年”に対する“実名報道”第1号だったそうだ。
“京アニ放火事件”の青葉真司被告同様、刑事責任能力を争点に、
甲府地裁にて審理が行われていた。
で、きょう論告求刑が行われたってワケ。
検察側の求刑は、死刑。
“特定少年”に対しては、史上初のケースである。
遠藤裕喜被告への判決は、来年1月18日。
青葉真司被告のそれより、1週間早め。