いつだったかよく宣伝されてて気になる!と思いつつも手に取る機会がなかった1冊。通勤時間だけだけど読書する時間を確保できるようになったので読んでみた!

「AIvs教科書がよめない子どもたち」
新井紀子さん著

最初はAIについて詳しく書かれていた。正直心の底ではAIを万能だと思っていた節があったけど、読んでいて確かにそんなことはないなと思えた。
仕事上でたまに英訳や和訳をすることがあるけど、例えば自分がつくった日本語の文を翻訳サイトで英訳し、それをさらに日本語で訳すと訳のわからない文になることが…簡単な文章ならそんなことはないんだけど、仕事の内容だと専門的な内容が多いし、一文も長くなりがちだからかも。結局、元の日本語の文の方を訳しやすいように変えたり、英文の方を(あんまり英語詳しくないけど…)いじったりすることになる。翻訳サイトに全ておまかせ!とはならないんだよね。

続いて表題の1つの教科書が読めない子どもたちについて。これ、文字が読めないではなくて、教科書が読めない、という点がミソだね。文字が読めるかどうかは分かりやすいけど、教科書が読める(内容を理解できている)かどうかは分かりにくい…私自身は教科書が読めている気でいるけど、本当に読めているのか不安になった…

これからの世の中について、AIが支配したり全ての仕事がAIに置き換わったりすることはおそらくらあり得ない。しかし、AIが優秀であるのも事実で、AIが持たない読解力や想像力といった力を身につけないと、あなたの仕事、AIでもできるよね?となってしまう。AIにはできない力を身につけ、AIをうまく使いこなしていかないといかないんだろうな〜