監督・・・『クリント・イーストウッド』
出演・・・『クリント・イーストウッド』『ビー・ヴァン』
『アーニー・ハー』『ジョン・キャロル・リンチ』
<ストーリー>
妻に先立たれ、
一人暮らしの頑固な老人ウォルト(クリント・イーストウッド)。
人に心を許さず、無礼な若者たちを罵り、
自宅の芝生に一歩でも侵入されれば、ライフルを突きつける。
そんな彼に、息子や孫たちも寄り付こうとしない。
自動車工をリタイアしてからは、
自宅を修繕し、ビールを飲み、
月に一度床屋へ行く、同じ日々に繰り返しだ。
学校も行かず仕事もない少年タオ(ビー・ヴァン)が、
隣りに住むウォルトのヴァンテージ・カー(グラン・トリノ)を
盗もうとして失敗したことから、
二人の不思議な関係が始まる。
ウォルトから与えられる労働で、
男としての自信を得るタオ。
タオを一人前にする目標に喜びを見出すウォルト。
しかしタオは愚かな争いから、
家族と共に命の危険にさらされる。
彼の未来を守るため、最後にウォルトがつけた決着とは・・・。
俺は迷っていた、人生の締めくくり方を。
少年は知らなかった、人生の始め方を。
イーストウッドっていうだけで期待しちゃうのに
"イーストウッド史上No.1"だなんて
益々期待度は高まるわ~。
というわけで、
試写会で鑑賞したのですが、
残念ながら期待は大きく裏切られたって感じ
主役の"頑固ジジィ"としては申し分ないのですが、
ストーリーに不自然さを感じ
ほんとにNo.1なのぉ~?って思っちゃいました。
まずキャラクターが不自然だわさ。
隣人の少年タオと親しくなるきっかけも不自然だし、
一番不自然だったのが、この従兄の不良グループ。
今どき根性焼きってあり???
後半は、「えぇぇーー!そうなっちゃいますぅぅ???」の連発。
イーストウッドがグラスを落とすシーンなんか、
"今落としますよ~"と誰もが予測でき
"はい、落ちました~"と、まるで昼ドラだ
終いには少年タオのために
命まで捧げてしまうだなんて・・・。
本当にイーストウッドの作品なのかと疑惑さえ覚える。
まぁでも、79歳で監督と主演をこなすのは
そうそう簡単なことじゃないだろうし、
彼なりにがんばったのでしょう。
でも、某サイトレビューでは結構評価よいよね。
私の目がふし穴なのか・・・。
「チェンジリング」はよかったのにね~。
あっ、あれは主役がよかったからか。