土曜日は仕事が入り1日潰れ、

日曜日は日用品の買い物の後、友人達と遊んで夜更かししてしまい、

祝日の今日、寝ぼけ眼のままお絵描きを楽しんでいます。

 

今日は趣向を変えまして、2024年から始めたAIイラストの転写方法を記したいと思います。

 

シルクスクリーンみたいに版を作る必要はなく、レーザープリンターとメディウムがあれば結構、簡単にできるので興味を持った方は一度試してみていただけたらと思います。

 

まず転写の流れを以下に

 

  1. 好みのAIイラストを作成する。
  2. 左右反転したAIイラストを普通紙にレーザープリンターで印刷する。
  3. 印刷した紙と、転写するキャンバスにジェルメディウムを塗る。
  4. 空気が入らないように密着し乾燥する。
  5. しっかり乾燥後、印刷した紙に水を塗って、ふやかして擦り落とす。
  6. コーティングをして完成。
 
このような流れで簡単に転写ができます。
 
2024年7作目に取り掛かっておりまして、ついでに作業を写真に撮ったので、それを乗せながら、より細かく転写の流れについて説明していきたいと思います。
 
まず「AIイラストを作る」から。
 
私はウィンドウズに入っている「Copilot」で絵を出力しています。
CopilotのDALL-E3、Image Creator が無料で使用できるので、それで色々試しながら出力してもらっています。
 
googleも近いうちに似た機能が日本でも実装されると思うので、両方使ってみていきたいと思っています。
今回、AIに作ってもらったのはこちら
 
 
 
うん。かわいい!
 
これを余計な色が無いように加工して、普通紙に印刷しました。
左右反転は、どっちでもカワイイと思ったので今回していません。
 
 
ここで重要なのが「レーザープリンター」と「普通紙
 
レーザープリンターを指定しているのは、印刷がトナーだからです。
トナーは、いわゆる「粉」なので転写に適しています。
インクジェットは試していませんが、紙にインクが染み込むので恐らく今回記す転写方法では、うまく転写できないと思います。
 
普通紙を指定しているのは、これが一番無難だったからです。
写真用用紙とか極薄マット紙とか試しましたが、普通紙が最強でした。
 
印刷の後はジェルメディウムを印刷した紙と、転写するキャンバス等に塗る工程です。
 
 
ジェルメディウムは、ターナーのレギュラージェルメディウムを使用しています。
 
たっぷり使った方がミスしにくいので、価格的にも遠慮なく使えてオススメです。
固さはお好みの物で良いかと。
 
で、このジェルメディウムを「印刷した紙」と「キャンバス(キャンバスボード)」の両方に塗って合わせます。
 
これはどちらか片方だけ塗布の場合、気泡など空間ができてしまう可能性が高くなるためです
 
 
スキージーやゴムローラーで押さえるのもやってみましたが、その場合「線」が入りますので、あえて線を表現したい場合はそれらで試すと良いと思います。
 
手は非常に優秀なセンサーを持っていると思っていますので、慎重に「これでもか! これでもか!」と思うくらい、しつこく、しっかり合わせてください。
 
余談ですが、ジェルメディウムに色を入れるか透明にするかは、気分に合わせて自由にしたらよいと思います。
が、最初は何も色を混ぜずに試してみると雰囲気が分かって良いと思います。
 
 
さて、ジェルメディウムが乾燥したら、いよいよ剥がします。
私はとりあえずメディウムがついていない部分は切り落とし100均で買ったドレッシング入れに水を入れて使用しています。便利。
 
紙は「」で絵を傷めないように頑張って擦って
 
擦って 擦って 擦って 擦って
擦りまくって紙を落としていきます。
すると、あら不思議。
 
 
転写できたーーー!
 
あとは乾燥させ、気になった個所に水付けて擦って落とす。
これを2~3回繰り返すと、きっと満足できると思います。
 
3回繰り返して乾燥させたのがこちら。
 
 
乾燥すると、普通紙の残りである紙の繊維が顕著に分かってしまいます。
これは、どれだけ頑張って落としても残ってしまう物と諦めてください。
 
紙の繊維は、これはこれで味があると思いますが……基本的に邪魔ですので、目立たなくする為にコーティングします。
 
 
コーティングはヴァーニッシュ等でもよいですが、今回はジェルメディウムを使用しました。
 
 
ペタペタ塗って、ジェルメディウムが乾燥したら……
 
 
 
 
ヨシッ!
 
以上、中中(なかなか)流の転写方法でした。
 
今回は、下地にジェッソを塗ったキャンバスボードに転写しましたが、キャンバスにも転写可能です。下地はあってもなくても大丈夫ですが、あった方が綺麗感は出るかもしれません。
 
ちなみにサイン色紙などへの転写、水をかけると色紙が傷んでしまうのでできません。
 
なお「カラー印刷」「1回軽く擦り落とし」「ハイグロスヴァーニッシュコーティング」はコチラ。
 
 
転写。楽しい♪