Don Bravo(ドンブラボー)
ジャンル:イタリアン
お食事:ペアリングが楽しい
雰囲気:アットホーム
こんなところに本当にイタリアンがあるの?
と、疑いたくなる路地に、ありました。
コンクリートの壁の向こうに、あたたかみのある木の扉。
ドキドキしながら足を踏み入れると、お店の方が笑顔で迎えて入れてくれました。
最初にいただいたのは、とうもろこしの冷製スープ。
甘味がふわっと口の中で広がり、一瞬で幸せな気持ちになりました。
続いては、山利のしらすを用いた茶碗蒸し。
しっかりとしたお出汁の旨みには、45度のぬるま湯で淹れた緑茶をペアリングしてくれました。
続いては、鮎。
パリッパリの鮎には、シャキシャキのオカヒジキ、えだまめ、シャインマスカット・・と、
こんな具材あわせちゃうの?!と不思議になる組み合わせなのに、全てがマッチしていてとても美味しくいただけました。
鰹に降り積もっているのは、ゴルゴンゾーラのアイス。
思ったより冷たくなくて、思ったほどゴルゴンゾーラ特有の臭みもなく…
さっぱりと食べられる一品でした。
カツレツの中身は、トリッパ。
蛤のお出汁を使った冷製パスタには、たっぷりのパクチーを。
香草好きには堪らないお味。
蛤のお出汁は永遠に飲める気さえしました…。
お肉料理は生姜焼き風ソースに、
根セロリと青リンゴ、ゴボウが添えられていました。
ゴボウの土臭さがお肉との相性抜群!
ペアリングしてくださったワインともぴったりでした。
イタリアンのコースでピザが出てくることは稀のように感じますが、
ピザ好きの私としては幸せの極み!
この日はマルゲリータとフォルマッジでした。
数日寝かせるという生地は耳まで美味しくて、熱々のうちにぺろり。
デザートは二種。
カラマンシーという、東南アジアで栽培されている柑橘系のフルーツビネガーのアイスに、
牛乳と練乳のプリンにゴーヤのソースを合わせたもの。
ゴーヤの青臭さと、添えられた南国フルーツが、夏らしさをたっぷりと感じさせてくれました。
幼稚園も高校も、調布駅を使って通っていた私にとっては、心の距離が近い"国領駅"。
馴染みのない方も多いかもしれませんが、ぜひ一度訪れていただきたいお店です。
平さん、ごちそうさまでした。
Don Bravo(ドンブラボー)
Don Bravo(ドンブラボー)
東京都調布市国領町3-6-43
042-482-7378