”蚕の社”木嶋坐天照御魂神社。

その境内、静寂を支配する三柱鳥居。

多くを閉口させるその神秘性は言うに及ばずですね。

何でしょう、この魅力。

 

数十年前、ある書籍でその存在を知り、茫洋と見てみたいな程度で。

ところが微に入り細を穿つ昨日今日急に見たくなり、お呼び頂けたのか、参拝に至りました。

予備知識を纏わず、不随意な邪念よ、どうか来ないで。

チャチャが入りませんように。無心に手を合わせました。

 

京は、地球における人社会の表の臍ではと感じるものがあり、陽と陰、光と影、デコとボコ、対でひとつ、日の丸ライジングサンの〇とスコットランドのセントアンドリュークロスの×。

この三柱鳥居、×と対の〇、日の丸の芯となる位置そのものを祀っているのかなと想像していました。

 

本殿に詣でたおり、風に揺れるフタバアオイの神紋を目に。

当社祭神はアメノミナカヌシ神、ヒコホオデミ神、ウガヤフキアワセズ神、ニニキネ神。と来れば、次にオシホミミ神ではなくオオクニタマ神が祀られます。

 

オオクニタマ神。諸説承知しますが、初代大国主にして2代目大物主、かつ初代事代主のヲコヌシ・クシヒコ神かと考えます。

 

このクシヒコ神、なんか隠されますよね。

何でもかんでもオホナムチ神に被らせてますが、大国主とは、クシヒコ神の国土平定の功績、尽力を称えてニニキネ神が授けた名、と聞きます。

オホナムチ神は初代大物主。繰り返しますが、クシヒコ神が2代目大物主であり、初代大国主であり、初代事代主と聞きます。

 

滋賀・野洲にある兵主大社と戸津神社。

クシヒコ神とミホツ姫、ご夫婦仲睦まじく鎮まるところのはずですが、兵主大社さんは”ツワモノヌシ”と冠され、祭神もオホナムチ神。きっとここには、クシヒコ神が鎮まるはず。

トヨウケ大神の息子さん、ツワモノヌシ神ももちろん祀られていることでしょう。

戸津神社さんの祭神は第7代タカミムスビ・タカキネ神のお嬢さんで、ヒコホオデミ神、豊玉姫神政権トロイカの一角、才色兼備ミホツ姫が鎮まります。

 

つづく