【腸能力① ~腸の働き~】
人間の腸は大腸と小腸に分けられます。
小腸は、食べ物を消化吸収する働きがあり、
大腸は消化吸収された後の不要物を便として
排泄する働きがあります。
また腸には、口から侵入してきた
病原細菌から身を守る働きがあり、
その仕組みを「腸管免疫」と呼びます。
腸の粘膜には、
全身の約60%のリンパ球が集まっており、
小腸では、全身の免疫抗体の約60%が
作られています。
さらに「腸管免疫」では、
食品など身体の維持に必要な成分に
過敏な免疫反応(食品アレルギー)を
起こさないようにする仕組み、
「経口免疫寛容」の働きがあります。
最近では、
腸内環境とアレルギー発症との関係性についても
注目されています。