皆さんからのクレームいただきましたので、処理させていただきます。。。

しかしながら人それぞれ、疑問を持つ所っていうのは違うもんなんですね
毎度ながら感心させられてしまいます。。。

 
特に女の子チームは、今回生まれるところに対する謎が多かったです

男子には中々気付きづらいクレームです。。。

 

そんでもって今回のクレームは



一生懸命神様に祈ってやっと一寸法師を授かったのにそんなに簡単に都に行かせてしまうもんなんですか?? あん

途中雨に打たれたらおわんに水が溜まって沈没してしまうのでは? 
打ち出の小槌、最後のほうは振りを微調整しないと。 あぶヒデ

一寸法師は何を食べてそだっていったのでしょう? ボンクレー

鬼の口の中で消化されなかったんですか? ガスボンバー

おじいさんおばあさんは、年だと思うんですが、あんなに小さい一寸法師の声が聞こえるんですか? ゆリカ

おわんの船とお箸は都の港に捨てたんですか?また海や川が汚れますね。
「たのもう、たのもう、」って、そんなに小さい体で大きな屋敷の中まで聞こえるわけがないような。。。 ロッカビート

一寸法師って、おばあさんのお腹から産まれたんですか? 千秋
そんだけ小さいと、気になるのはやはり妊娠期間です。それに、小さすぎておばあさんは妊娠に気付いてたんでしょうか?臨月無しに出産?  みずき
赤ちゃんじゃなくて、いきなり子どもが生まれたんですか? かこ☆りん

何でも出てくる打ち出の小槌を振って背出ろなんて言おうものなら、大きな背中だけが出てくる可能性もあるわけで。
背が伸びただけで誰にも負けない立派な男になったというのも安易過ぎるのでは。 鏡花

一寸法師は一回飲み込まれて、吐き出されたんだったらその後は、湿っているんじゃないですか?臭くなかったの? ベスポジ モンも

子どもが無いからといって「どんな小さな子でもかまいません」ってお願いするのはおかしような気がするのですが…。 かこ☆りん
 

 
以上のクレームを対処して改定してみたいと思います。。。















 
 
 




 『クレーム一寸法師』
 
 


昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
二人には子どもがいなかったので、毎日のようにおじいさんとおばあさんは神さまに祈っていました。
 

「神さま どうぞ、わたしたちに子どもをさずけてください。どんな小さい子どもでもけっこうです。そりゃ出来たら通常のサイズで健康な子がいいですが。欲を言えば将来出世して楽させてくれる子がいいですが。そんな贅沢もあれですし・・・。お願いします。」

 
それから数ヶ月 若干お腹の出を気にしていたおばあさんが、やたらすっぱいものを欲しがりました。

 
二人はまさかと思いました。


ある日の事 本当に、子どもが生まれたのです。
ただ本当に小さい子で、背の高さは一寸にも満たない子でした。

 

「おじいさんが欲を出してお願いするから、神様が怒って小さい子にしたんじゃないかい?」

「いや高齢出産だから、神様が気を使ってこのサイズにしたんだろ」と慌てて言い訳しました。

「それか爺さんのサイズに合わせて子供も・・・」
とおばあさんが言いかけた時、おじいさんは久しぶりに本気でおばあさんを睨みつけました。



 
一瞬の沈黙の後
 
二人はさっそく、一寸法師という名前をつけてやりました。

 
一寸法師は、毎日モリモリ三粒食べとても賢く、たくましい子供になりました。
 


ある日のこと、一寸法師は、おじいさんとおばあさんに、耳元に近づき こんな事をいいました。
「わたしも都へ行って、武士になりたいと思います。どうぞ、針とわらとお椀と箸を用意してください」


 
おじいさんとおばあさんは
「こんな年寄り置いて都に行く?後ちょっと位待てないのかい?」と自虐的に聞きました。

「早く働いて二人を楽にさせてあげたいんです。」と一寸法師は答えました。 

おじいさんとおばあさんは納得し「しかし針などをどうする気だい?」と聞きました。

「針を刀にわらを鞘にして、お椀の船を箸で漕いで行きたいと思います」
と一寸法師は答えました。

おじいさんとおばあさんはそれを用意してあげました。

 
 
一寸法師は上手におわんの舟をこぐと、都へと出かけました。

途中魚に襲われそうになりましたが箸で上手く追いやりました。

 
風にふかれ、雨に打たれ、水を掻き出し、転覆し、泳いでお椀追いかけ、
風邪をひき、高熱をだし、グッタリし、回復しながらもやっとの思いで都に着きました。


 
そして都に着くと、お椀と箸を燃えるゴミに火曜日に捨てて
一寸法師は都で一番立派な家をたずねていきました。
「たのもう、たのもう」


100回ほど叫び続け偶然門が開きお手伝いさんが出て来ました。


一寸法師はその足を登りました。

お手伝いさんが虫かと思い払おうとした瞬間、人と気付きました。
「あれまあ、なんて小さい子だろう」

「武士になりたいと都に出てきたものですが。ここで働かせてもらえないでしょうか?」

家の主人も、驚きと共に面白がり働かせる事にしました。

そして一寸法師は、その家のお姫さまのお守り役になったのです。

 
ある日のこと、一寸法師は、お姫さまのお供をして、お寺にお参りに行きました。
するとその帰り道、突然、二匹の鬼が現れたのです。

鬼はお姫さまを見ると、さらおうとしました。

「待て!」
一寸法師は、おじいさんにもらった針の刀を抜くと、鬼に飛びかかりました。

ところが、
「なんだ、虫みたいなやつだな。お前なんぞ、こうしてくれるわ」

鬼は一寸法師をヒョイとつまみあげると、パクリと、丸呑みにしてしまいました。

鬼のお腹の中は、まっ暗です。
一寸法師は針の刀を振り回して、お腹の中を刺してまわりました。

これには鬼もまいりました。
「痛っ、痛っ、痛たたた!」

困った鬼は、あわてて一寸法師を吐き出しました。
「よし、今度はわしがひねりつぶしてやるわ!」
もう一匹の鬼がいいました。

 

胃液の付いた一寸法師は針の刀をかまえると、その鬼の目の中へ飛びこんだものですから、鬼はビックリです。

「た、た、助けてくれー!」
二匹の鬼は、泣きながら逃げ出してしまいました。

「ふん! これに懲りて、もう二度と来るな! おや? これは何でしょう。お姫さま」
 
 
 
鬼が行ってしまったあとに、湿った一寸法師は不思議な物が落ちているのを見つけました。

「まあ、これは打ち出の小槌という物ですよ。トントンとふると、何でも好きな物が出てくるのです」

そこで一寸法師は、お姫さまに頼みました。

 
「わたしの背がのびるように、『背出ろ、背出ろ』と、そういってふってください」

お姫さまは喜んで、打ち出の小づちをふりました。
「背出ろ、背出ろ」

 

すると一寸法師の背骨がグングン伸びてきました。
「痛い 痛い 痛いっ!」

お姫様は慌てて元に戻るように言いながら小槌を振りました。


 
「背が伸びろ、背が伸びろ」
すると一寸法師はどんどん背が伸びました。


 
「もう少しいい所で止めれませんでしたか?」
一寸法師は、遥か上の方から言いました。

 
いいサイズになるまで何度か繰り返しました。


立派な大人のサイズになった一寸法師は、打ち出の小槌を受け取り
「服乾け、服乾け」と湿った服を乾かしました。



その後は、打ち出の小槌で叶えたい放題、周りに妬まれつつもお姫様と幸せに暮らしました。



 

 

こんな感じでしょうか。。。


 
またまた長くなってしまいました。。。

最後まで読みきってくれた方に感謝です。。。 
 

  
意外にお椀の旅が大変だったのに、軽くしか書かれない辺りがお気に入りですが
皆さんはいかがですかね?



 
しかし、これのフリーってどんなのがあるんでしょうかね?

ちょっと難しいですよね。。。


 
通常サイズで生まれたら?
 



あっ・・・


 

普通の高齢出産の話か。。。

 
 

 
何かいいアイデアありますかね?