前回、コロナ禍だからこそ人の繋がりは大切であると書かせていただきましたが、今回は、念仏相続について書きたいと思います飛び出すハート

 相続という言葉はどうしてもドロドロした争いをイメージしてしまいますが、(相)とはすがた・ありさまで、それが連続していくことを相続と言います。私たちは、あらゆるものの変化し続けるの諸行無常の世を生きておりますが、絶えず連続して存在してきたものを仏教では相続というそうで、浄土真宗では「念仏相続」といってきたそうです。手を合わせている背景に多くの人々が仏法に出会い、念仏を勧めてきたという相続です。

 このことから、相続されてきて生きていることに感謝して、自身に連なる念仏を子供たちに続けていくことが喜びであると思います♡看板持ち

 仏様を拝むときに数珠をかけますが、これも人の繋が委と一緒で、一本の紐でしっかりと結ばれています。その中の大きな玉は仏様で、小さな玉は私たちみんなだそうです。

 そして、数珠の働きは物事をお願いするのではなく、手を合わせて数珠を手にかけた時、その働きは自分自身に向かい自分を反省して振り返ることができます。東洋の哲学や仏教は自分自身をみつめて心を豊かにするために相続してきたものです。

 最後の好きであった言葉を紹介して終わります。

                    合掌

 ・煩悩を口の港にとめおいて、出船入船、念仏の声