最後の電話。
私は東京に居るので、離れた祖父(じいじ)に毎日のように電話していた。
電話では元気はなさそう。そして話していても何を言っているのか?呂律が回らない状況でもあった。
それでも私の話を聞いてくれていた。
じいじも話をしてくれていた。癒しの時間。
最後の電話は今でも覚えている。
愛おしい時間。
そして、、、翌日、じいじでは無い方からの1本の電話がなる。
じいじの担当の看護師さんも同じ名前のエリカさん。
急いで新幹線に飛びのり、、、
最後には間に合わず・・・。
到着した私は、少し冷静だった。
(新幹線の二時間半はある意味ありがたかった。)
お通夜、お葬式、これから家をどうするか?
親戚、じいじの親族には連絡をするのか?
じいじの友達はどこまで伝えるのか?
当時21歳の私は、何もわからない。
私の母の妹さんが段取りを組み、私がフォローをする。
保険会社の方にも連絡をして、翌日会うこととなる。
全てにおいて悲しむ暇もなく、、、寝られるわけもなく、
まだ一緒に居られるじいじを見ながら、上に覆いかぶさり、ハグをして過ごした。
もちろん冷たい。が、、、寂しいよりも、大好きの気持ちで溢れて居た。
ありがとう。
思い出を振り返ることもなく、
ここから、残酷な言葉を周りの大人たちから告げられる事となる。
遺産問題。
保険金が孫の中村江莉香へ、、、
筆跡鑑定、病気になってから私が書かせたのでは無いか?
そして家庭裁判。。。
思い出の家にも自由に入られなくなる。
人生で初めて意味不明を感じる。
訳がわからない。
でも私の『わかりません』の一言で事態が大きく変わることも察したし、
『知りません』の自分自身の言葉の重さも理解した。
周りの大人が言っていることが違うこともあった。
誰かが嘘をついている。もしくは誰かの勘違い!?(知らんけど
ドラマかよ。笑
『生まれ変わり』があるとしたなら・・・
来世はどこかの国のプリンセスやな。って。笑
来世には持ち越したくない。
今世で全て払拭してあげようホトトギス。
人生長く、ながーーーーーく見るのもアリ。
(そうしないとやってられない時もある)
今世の私は、どんな困難がきても受け入れる。
全ての出来事を感謝に変えてみせる!!!
そんな人生ゲーム。