祖父の病気。

 

祖母を大腸癌で亡くした私はなかなか辛いものがあった。

闘病生活が辛い、そして星に還った後は、、悲しみに包まれた。

 

高校生の時に祖母が「ガン」と告知された私は恐怖を隠せなかったし、今の時代とはまた違い、『ガン=死』そんなイメージが強かった。

 

祖母が星に還ったあとすぐ・・・

 

 

 

祖父「癌になった。同じ大腸癌や」

 

江莉香「え?」

 

祖父「ばぁばと同じ症状だからそうだと思って居た」

 

江莉香「なんで早く病院に行かなかったの?」

 

と、私。

 

 

まず、祖父は病院が嫌い。

そんなことを言っても仕方ないが、男性は極めて病院が苦手な人が多い印象。

 

もう少し早くに病院に行ってくれていたら、、、

まだ生きてくれていたかなと。

 

ここまで我慢をよくしたなと言われるほどに

祖父(じいじ)の体は大腸癌が全身に転移しはじめていた。

 

 

辛い。辛すぎ。

 

 

後に聞くと、

ばぁばには言いたくなかった(心配をかけるから)

 

江莉香が不安になるから病院にはいかなかった、

そして、ばぁばと同じ症状だったことから、自分が癌であることは分かっていたと。

 

 

それでも行かなかった。我慢強すぎる。

我慢強いと言うのか・・・

 

私は悔しい。

 

今の私なら、察したし、病院にも連れていくことが出来た。

(そんなこと言っても仕方ない。)

 

 

 

ちょっとした身体の変化もわからなかった。

 

じいじの闘病生活は短く濃かった。

 

 

今でも大好き。じいじ。

 

病室には私の撮影の切り抜きや、写真が飾られていた。

私はじいじにとって目に入れても痛くない存在だ。(自分で言う)