人を呪わば

 

今日の投稿は二次情報を基にした投稿で、内容に

確たる裏付けのないものを含んでいます。

 

6月7日、千代田区の入札情報漏えい事件の、

嶋崎秀彦被告に対する東京地裁の公判が結審しました。

 

嶋崎被告は起訴内容を認め、検察側は懲役2年6月を求刑しました。

弁護側は執行猶予つきを求め、判決は7月16日に下されます。

 

地元等から嶋崎被告の刑を軽くしてほしいという、

約1,000人の署名を添えた嘆願書が提出されていますので、

刑の内容に一定の影響を与えると思われます。

 

吉村以津己被告のほうも懲役1年6月の求刑で結審していて、

6月13日に判決が下されます。

吉村被告は、「副区長の指示があった」と証言しているとのことです。

 

最近わかったことがあります。

吉村千代田区行政管理担当部長(当時)は、「特別職になりたい」

と、嶋崎議員(当時)に近づき、自分から

入札情報提供の話を持ち込んだらしいことです。

 

他方、某議員には「石川区長を失脚させるための100条委員会設立と

運営に協力するので、特別職にしてほしい」と、要請したようです。

特別職というのは、副区長、教育長のことです。

 

当時として、某議員の「仲間」が区長に当選すれば、

その可能性があったのかもしれません。

 

某議員と嶋崎議員は対立関係にありました。

吉村部長(当時)は、双方を操ろうとしたのかもしれません。

 

やがて吉村部長(当時)は異動となり、議会の「100条調査委員会」の

設立と運営に大きな影響を与える、議会事務局長となりました。

 

違法性が疑われる当時の「100条調査委員会」で、

吉村議会事務局長は議員を煽る立場になったのです。

 

予測通りに石川区長の評判は落ち、3年前の区長選挙で

某議員の「仲間」が区長候補になりました。

吉村事務局長は、色めきだったことでしょう。

 

ところが、当時の「4人組」の裏切りにあった内田茂元都議が、

対立候補の応援に回りました。

当然、内田氏の側近である嶋崎区議(当時)は、

それに協力したはずです。

 

その結果が選挙に大きく影響しました。

某議員の「仲間」は落選して、樋口候補が当選したのです。

 

吉村議会事務局長としては当てが外れ、早期退職で加算退職金を

得たうえ、再就職先を「上司」から斡旋されるという道を選びました。

 

彼は自分の「野望」を潰した嶋崎議員に、

恨みを持ったのかもしれません。

 

「信頼できる二人に相談して、告発文を警視庁に

送付した」らしいのです。

自分で仕掛けた入札情報漏えいを、自分で告発したことになります。

 

嶋崎議員を告発したのは特別職の夢を消された恨みによるものか、

次のチャンスを念頭にしたものかわかりません。

 

「信頼できる二人」の助言に従って、

嶋崎議員(当時)の追い落としを謀ったとのことですから、

怨恨と次の区長選挙の両方だったかもしれません。

 

なぜ、そんな馬鹿なことをしたのかはわかりません。

自分まで逮捕されるとは思わなかったのでしょう。

 

しかし、「信頼していた二人」からは捨てられたのでしょう。

陥れる穴を掘り、自分もその穴に落ちたことになります。

 

「信頼していた二人」とは誰なのか、はっきりしません。

裁判資料には書かれているようです。

 

これらの情報が事実ならば、千代田区議会は

とんでもない魑魅魍魎の世界だ、ということになります。

 

 

調査はしたくない?

 

この問題、「100条調査委員会」を設置して区民に

内容を明らかにすべきですが、なぜか議会は取り組みません。

議会として、公判資料を取り寄せているのかどうかもわかりません。

(資料閲覧になるかもしれません)

 

「100条調査委員会」を設置することで、

吉村元議会事務局長(当時)との関係者や密議の内容が、

露呈することになります。

 

「それでは困る」という議員が、複数いるのかもしれません。

 

嶋崎議員(当時)の同僚が吉村元事務局長を扇動して告発させた、

なんていうことになりましたら大スキャンダルです。

(告発は、吉村元議会事務局長は退職したあとのようです)

 

この問題に対する行政の対応がスッキリしないことに加えて、

議会は超党派で隠ぺいしようと考えている

・・・・・・行政と議会の裏の連係プレー・・・・・・

まさか、そんなことはないとは思います。

 

嶋崎議員(当時)と吉村元議会事務局長逮捕のあと、

このブログで勝手な分析をして解説しましたが、

どうやら視点は間違っていなかったようです。

 

ただ、どうして吉村部長(当時)が議会事務局長として、

異動することができたのかが不思議でなりません。

そこに誰が関わったのでしょう。

 

また、早期退職した吉村議会事務局長(当時)の再就職先を、

当時の副区長が紹介したのも不思議です。

役所としては異例の処遇です。

 

こうしたことを整理していくと、石川前区長追い落としには

思いもよらない人たちが絡んでいたかもしれない

という疑問がわいてきます。

つまり、当時の区長側近に危ない人がいたかもしれないのです。

 

本当にそうなら、千代田区には深遠な闇がある。

そこに、思いもよらない「何か」があることになります。

 

今は違うでしょうが、以前は千代田区役所のトップクラスが

「怪しいこと」に関わりあうのが、珍しいことではありませんでした。

それに抵抗した職員と議員は「抹消」されます。

 

権力闘争を放置しておくと、いつでも役所は

そうなる恐れがあります。

 

それを規制するのが議会ですが、今の議会は

その点では役に立ちません。

自浄作用が働かないのです。

 

何のために、各政党所属の議員が

25人(1名欠員)もいるのでしょう。