自衛隊の防災訓練
5月20日に千代田区役所前で、自衛隊の防災訓練グループに遭遇しました。
近くにいた永田区議会議員に聞いたところ、第一師団の皆さんで
災害時の即応対応体制訓練だとのことでした。
千代田区など、都心地区の区役所を徒歩で結んでいくそうです。
時間差で、2つのグループに遭遇しました。
両者の違いはわかりませんでしたが、長時間あるいて災害時には
センターになる区役所の状況を認識するという点では、
共通しているようです。
よくわからなかったのでインターネットで調べたところ、
下記の報道発表資料があることを知りました。
まだわからないので、AIに問い合わせたところ
次のような説明がされました。
「この演習は、日本海溝、千島海港、周辺海溝型自沈が発生した場合における自衛隊の指揮幕僚活動や防災関係機関、米軍、豪軍との連携を演習し、災害対処能力の維持・向上を図るために行われます。
約12,000名の隊員が参加し、主要訓練項目には指揮幕僚活動、連携、航空機や車両による増強幕僚委員の輸送などが含まれている」
要するにこの地域のおける災害時に、自衛隊員が適切な
対処を行えるための訓練ということです。
内容は、報道発表資料と同じでした。
日ごろから訓練されていないと、いざというときに
役に立たないのは個人にも組織にも言えることです。
こうした行動は、とても大事なことです。
今回は約100人が5経路にわかれて10~20人でグループを構成し、
自転車を活用しての訓練も含まれているとのことでした。
画像は千代田区役所前のものです。
合点がいかない
庁舎前では、職員らしき人が隊員に対応していました。
でも、役所の幹部職員らしき姿は見えません。
有事の時に千代田区民の命と財産を守る人たちに対して、
冷たい感じがしました。
歓迎の集いまではないとしても、役所として感謝の
気持ちを表してもよさそうに思ったところです。
昔、防災訓練で自衛隊員が千代田区の庁舎内に入るという
話があったとき、少数の左翼区議会議員が反対したことがあります。
結局、区は自衛隊の庁舎入りを断りました。
事なかれ主義なのでしょう。
罵倒し、冷遇した相手にいざというときに
「助けてくれ」というのは・・・・・・
冷遇された自衛隊のほうは、助けを求める人たちを
放置しておけませんから、何ともつらい話です。
アウェイでスポーツ選手が良い成績を収めにくいのとよく似ています。
期待や激励があってこそ、選手は頑張れるのです。
ビルの屋上で「死にたいと」騒いでいる人を、
警察官が救助することにも同じようなものがあります。
助けてもらう側が協力しなければ、多くの場合救助は成功しません。
助ける側が怪我をする恐れさえあるのです。