欠落している認識

 

私が住んでいる高島平の近くに、JAが経営している農産物の店があります。

ここは、地元の生産物を意識して販売しているようです。

 

生花や植木も販売しています。

面白いのは、閉店時に小ぶりの植木類が店の

外に出ているときがあることです。

 

価格は高くないものですが、「盗る方はご自由に」

みたいな状態で置かれていました。

昔の日本なら普通のことかもしれませんが、

最近は付近に住んでいる人たちが多様です。

 

そう思っていた矢先の朝、JAとは別の場所、

近くの公園に植木がそのまま並んでいました。

植木市のものですが、周辺に立ち入り禁止のテープが貼られているだけです。

高価な植木もありますので、心配になります。

 

近くに行ってみると、離れた場所にちゃんと警備員がいました。

そうでしょうね、いくらなんでも無人というわけにはいかないでしょう。

泥棒が少なく警戒心が弱い日本人とはいえ、

いまは多種多様な人間が暮らしているまちになりました。

注意が必要です。

 

私がいるURの団地では、外国人がけっこう暮らしています。

会話を聞く限り、中国人が多い感じです。

通常会話でも声が大きいので、喧嘩でもしているのか

と驚かされることが多い人たちです。

 

清掃などを担当している関係者の話を聴くと、

習慣の違いで彼らに困ることがあるそうです。

特に大きいのが、家庭ごみの扱いと聞いています。

捨て方が雑で、始末が大変なようです。

 

思いだしました。

昔むかし、中国の知人たちの案内で北京を訪れたときに、

レストランで食べかすが床に落とされるのを

目の当たりにしたことがあります。

 

中国の人たちが、皆そうするのです。

これには閉口しました。

 

更にすごいのは、食事の最中に店員がその床を

箒で掃除することです。

慣れない私たち日本人は、食事が止まります。

 

彼らのこうした習慣は、外国に行った場合でも変わらないでしょうから、

地元の人たちから反発されることがあります。

傲慢な態度に対して、レストランが「中国人の入店お断り」を

している国があると伝えられます。

 

傲慢な態度が、中国人の特性なのかどうかはわかりません。

しかし、台湾を支援するなら「日本を火の海にする」

といったような発言をした在日中国大使の発言を聞くと、

苦笑いをしてやり過ごすわけにはいかなくなります。

 

この大使発言の場に、鳩山由紀夫元首相と社民党の

福島瑞穂党首が同席していて、鳩山氏は大使の発言を

「基本的に同意する」と述べたようです。

 

この人たちはどこの国の人たちでしょうか。

 

 

沖縄の人たち

 

若い時から沖縄に関心を持ってきた私は、議員の任期満了のあと

3年間沖縄で暮らしました。

 

庶民は気の良い人たちが多く親切ですが、最近は富裕層が

増えていますので、一部の様相が変わりました。

原因は、基地などからの地代収入です。

 

基地反対の声が大きくなればなるほど、地代は値上がります。

また、政府からの補助金が多いので、政治家や役人が県民のために

汗をかくことがなくなった、とまで言われるようになりました。

 

沖縄での不動産収入で、東京で生活している人が少なからずいます。

貧しい時代と違って、故郷への愛情が薄れているのかもしれません。

 

そのむかし、沖縄の家には鍵がありませんでした。

縁側にはお茶のセットが置いてあり、

自由にお飲みくださいとなっていました。

戦後もそうだったそうです。

 

こうした体質は、世間が変化しても何らかの形で残るものです。

何人であろうと、受け入れてしまう警戒心の弱さという形で

残っているように思えます。

 

中国人にどんどん浸食されているのに、

「あ~、困ったさ~」だけで終わります。

沖縄では那覇の「国際通り」が有名で、

土産店やレストランが並んでいます。

その通りの経営者の多くが、日本人から中国人に替わっているようです。

 

那覇の有名な公設市場の食堂(レストランというよりも

「食堂」がぴったり)は観光客や地元の人たちの憩いの場でしたが、

ここでも中国語で客引きが行われるようになったのです。

 

最近の様子はわかりませんが、彼ら客引きはとても

強引だったと記憶しています。

この食堂は、市場で買った魚等を調理してくれました。

ゆっくり食事を楽しむ空間だったのです。

それなのに、大声を出して客引きをやられたら、

日本人は寄り付かなくなります。

 

商売っ気がないといわれる沖縄県民ですが、

当然中には商売上手な人がいます。

そういう人たちは、富裕層になっていきます。

 

大半の県民、特に男性はビジネスに無頓着で

警戒心が弱いと言われます。

 

そういう県民の多い沖縄が、安全保障上は重要な位置にあります。

人の好さの裏返しなのでしょうが、あまりにも

警戒心がないので気が抜けてしまいます。