まだ「脱炭素」ですか

 

左の入口から入って、右の出口から抜けていくというのは

よくあることです。

 

若い時は反権力意識を持つのが普通でも、人生経験を重ね

知見を構築する過程で、自分が暮らす国を大事に

思うようになることが少なくありません。

私も、そのひとりです。

 

私は大学の時に左翼グループと付き合い、

マルクスやレーニンの勉強をしました。

世間の不平等性を感じて、反権力意識を持ったものです。

穏やかなグループと一緒でしたので、新左翼のような

過激な行動には走りませんでした。

 

働かなければ学費も出せない環境にあり、

過激になる余裕がなかったからかもしれません。

 

大学には、新左翼と呼ばれる人たちがたくさんいました。

学生の多くが反体制側になるという、時代だったのです。

でも、大半は卒業を前にして、左翼をやめました。

就職があるからです。

 

今の私は体制に批判的ですが、反日ではありません。

むしろ、日本の伝統と文化を重視する立場になっています。

これまでの人生の中で、批判的な伝統主義の考えを持つようになりました。

 

自分の国があるということが、どれほど大事なことなのかを

実感するのは、短期間であっても外国で暮らすときです。

 

それまで批判的にしかみていなかった日本という国と、

諸外国の制度を比較あるいは治安状況を目の当たりにしたときに、

日本に生まれて良かったと思います。

 

国内にいても、同じことを思うようになりました。

最近はロシアVsウクライナの戦いや、中東のガザ地区の情報に

触れるたび、心が痛むと同時に日本人でよかったと痛感します。

 

もちろん、不満はいっぱいあります。

それは政治家や事業経営者たちの、利権構造に対してのものです。

 

いかに国民を騙してもうけるか、官民こぞって

そんな傾向が強くなりました。

わかりやすいのが「脱炭素」です。

 

地球環境を守る  炭素のために地球が温暖化している 

 役所が脱炭素を宣伝  炭素を減らすために

再生エネルギーを活用しよう ⇒ 太陽光発電や風力発電だ 

 再エネ賦課金を設定  再エネ賦課金を増額して

国民負担が増加 ⇒ 森林を破壊して太陽光パネル設置 

 パネルを製造している中国に利益提供 

 森林が減るので森林税を導入する 

 民間事業者が大もうけをして 「再エネ議連」などの政治家に還元 

 日本社会の弱体化

 

この構造が、30年かけて作られてきました。

役所への信頼感が強い日本国民は、自分の生活を圧迫するために

「脱炭素」に取り組んできたのです。

 

このように、政治家たちが国民、都民や区民のために

仕事をするのではなく、「政治ビジネスマン」としてしか

存在しなくなってしまったのが現在の日本です。

 

誠意ある態度を

 

衆議院補欠選挙が終わり、次の関心は次回衆議院選挙に移ります。

東京では、7月の都知事選挙が注目されるでしょう。

千代田区では、来年の区長選挙と区議会議員補欠選挙に関心が高まります。

 

衆議院が解散するのか、できないのかについては、

よくわかりません。

都知事選挙は、小池都知事の「学歴詐称疑惑」が晴れていないので、

場合によっては泥仕合が始まるかもしれません。

 

問題は、簡単に入手できそうな「卒業証書」があるかどうかではなく、

本当に通学していたのか。

本当に卒業したのなら、どうして在日エジプト大使館の

フェイスブックに、英語文の「卒業した。これ以上疑問を持つと

制裁するぞ」といった「声明文」が掲載されたのか。

 

その文書を作成したのが、小池百合子知事、小島敏郎氏、

元ジャーナリストのA氏、樋口たかあき都議会議員(当時)

の4人というが、本当なのか。

 

そういったことが世間から問われ、当事者には

説明の義務が課せられることになります。

 

小島氏は小池知事が次回の知事選に立候補するならば、

刑事訴訟をすると語っています。

その段階では、A氏も身分を明かすとのことですから、役者がそろいます。

 

エジプトにおける事実関係を、証言されている人がいます。

 

小池百合子の学歴詐称は100%間違いない事実!当時小池一家の面倒をみていた生き証人 朝堂院大覚氏 独占インタビュー (youtube.com)

 

証言は、『女帝 小池百合子』の書籍内容と一致しているように思えます。

 

関係者に「学歴詐称」に思い当たるところがあったとしたら、

すぐにでも都民に陳謝して身を改めたほうが良いのではないでしょうか。

 

状況証拠としては、「卒業した事実」はなさそうです。

ここで突っ張ると小池知事個人の問題ではなく、

都民ファースト関係者が大きな被害を受けることになります。

もちろん、千代田区長にも対しても影響が出ます。

 

場合によっては、「都民ファースト」が崩壊するかもしれません。

小池都知事の個人政党のような「都民ファースト」に、

小池知事の存在は欠かせません。

 

「都民ファースト」所属議員としては、先のことを考えて

行動する必要が出てきました。

自立した議員としての道を拓く、ということです。

 

千代田区長の関わりがはっきりしてくると、

苦しい立場に置かれるかもしれません。

早いうちに対策を立てたほうが良いのではないでしょうか。

 

この問題、役所としての対応を命じてはなりません。

樋口区長個人の問題であり、役所の仕事とは関係ないからです。

 

それに、幹部職員とはいえ「役人」であって、政治家ではありません。

この手の問題処理には向いていないのです。

 

あえて申し上げれば、入札情報漏洩事件にみられるように、

上司の指示に従ったのに、腹を切らせられる恐れもあります。

幹部を含めて職員は、身を守るための一考が必要となります。