にらみ合い

 

衆議院選挙東京15区の予定候補が、ある程度そろったようです。

立憲民主党は、昨年12月の江東区長選に立候補した、

元立憲区議の酒井なつみさんを擁立するようです。

共産党との連携を探っていると伝えられています。

 

共産党は小堤東さんの擁立を決めていましたから、調整が必要です。

久々の「立憲共産党」ということでしょうか。

江東区長選や衆議院東京1区で、その実績があります。

 

自民党は、ファーストの会が擁立する

乙武洋匡さんに相乗りする方向で調整しているようですが、

よくわかりません。

乙武さんは、『ファーストの会』副代表に就任したようです。

 

さっそくSNS上で、乙武さんの「5股不倫」が話題になっています。

中には「女性の敵」だ、と厳しく批判する人もいます。

 

和歌山の青年部が下着姿(?)で踊る女性をパーティに招き、

埼玉ではSMクラブ(?)で県議らが羽目を外した遊びをして、

世間から批判を受けている自民党です。

 

今度は、選挙で女性問題山積だった人を応援するというのですから、

「節操がない」という声が漏れるのも無理からぬことです。

 

かつて自民党を苦しめた小池都知事と自民党ですが、

両者が蜜月の方向に向かうのですから、

政治の世界はわからないものです。

 

まだ小池都知事が15区で出馬しないとは断言できませが、

確立は低そうです。

 

維新の金澤ゆいさんは、元会社員ということで2021年の

衆議院選挙の選挙区と比例で落選しています。

訴えている政策はそれなりにしっかりしているようですが、

LGBT推進派ということで危うい感じがします。

 

それに、維新と中国との関係が気になります。

 

東京1区で準備を進めていた、

参政党の吉川里奈さんも「国替え」して参戦しました。

 

看護師ということですが、私たちがイメージする医院勤務とは違うようです。

医院の経営責任者No1とNo2が中国人で、

医院自体が人民日報と密接な関係にあるようなのです。

 

その指摘がされたあと、医院のHPから吉川さんの

画像が消えたと伝えられています。

画像を消した理由は不明です。

 

驚いたのは、汚職で自民党を離党して有罪判決を受けている

元衆議院議員の秋元司被告が、参戦することです。

 

田中角栄さんの事例がありますので、刑が確定するまでは

立候補の資格はあるのかもしれませんが、異例なことです。

 

国民民主党は、生活保護費の不正受給の疑いがあるとした、

予定候補を取り下げましたが、ファーストの会に相乗りする

話が飛び交っています。

 

国民民主党は、再エネ利権を批判するなど

しっかりしたイメージを構築してきだけに、

「えっ?」という反応をする人が多そうです。

 

工藤元気さんの立候補も噂されています。

 

日本保守党はイスラム研究家の飯山あかりさんを、

擁立する方向です。

 

連日街頭演説を続けていますが、ユーチューブ動画を見ると

どこでも聴衆が溢れていました。

彼女の演説の内容は、鋭さに加えて説得力があります。

 

当然、「アンチ」というか、飯山あかりさんを潰したい人がいます。

ネット等で攻撃されているようですが、あまり攻撃材料がないようです。

 

日本保守党の党員数が6万2000人になったそうですから、急成長です。

日本保守党はLGBT問題をきっかけに結党されましたので、

飯山あかりさんと乙武洋匡・金澤ゆいさんは

「LGBT対決」になるかもしれません。

 

全体としては、「一貫性があるかどうか」が選ぶ基準になりそうです。

 

 

どんな背景が

 

維新の予定候補は前回に続いてということで、

候補者擁立の意味がわかります。

日本保守党も、いまの自民党への批判の声をあげるために、

国会議員が逮捕されたこの地を初戦に選んだ理由が理解できます。

 

しかし、参政党がなぜ参戦するのか不思議でした。

保守を分裂させることになるからです。
(自民党は、保守から離れつつあります)

 

しかも、中国と深い関係があるかもしれないという予定候補です。

党名の浸透と、「次のこと」を考えて予定候補の名前を売ろう、

という意図があるのでしょうが、他に何があるのかと考えてしまいます。

 

気になって最近の参政党の情報を収集しました。

参政党関係者というか、関わったことがある人たちの話によると、

現在は、党員が8,000人までに減少しているとのことです。

 

PRされていた党員10万人というのは盛った数字だとしても、

実際には4~5万人の党員がいたと思われる参政党でした。

 

看板になる人たちが離れていった、結果なのかもしれません

公設秘書の自殺問題も、イメージダウンになっています。

また、今でも金銭を巡るトラブルを抱えている、

というのが提供された情報です。

 

期待をしていた時期があっただけに、事実なら残念に思います。

 

知りえる情報の範囲で考えてみても、東京15区補選は

不透明な思惑が入り込んだ選挙になっていることがわかります。

もしかしたら、隣国の関係者もこの選挙に絡んでいるかもしれません。

 

構図としては、LGBT対決、中国利権対決、再エネ利権対決、

自民党の後始末対決ということになる感じです。

LGBT法を成立させてから、自民党員が3万人減少しているそうです。

 

私は自民党がしっかりしないと、日本が亡びると思っています。

しかし今の自民党ではどうにもなりません。

自民党の再建は、自民党の手で行うしかありません。

外から直接関われないのです。

 

日本の現状を憂いている自民党員の皆さんは、

これからどうなさるのでしょうか。

 

その点を含めて、東京15区は「今後の政党の姿」を予想する

大きなチャンスになります。

結果が、日本に未来に大きく影響することでしょう。

 

東京15区から目を離せません。