昨日からの続きです

 

逆転かも

 

元職員 自民党は早尾議員を含めた自民党多数派  6名

少数派  3名

左翼無所属議員  2名

共産  1名

#次世代 7名

公明党 2名

維新 2名

国民民主が1名で、合計24名

定数は25だが、嶋崎議員分の欠員が1

 

      力関係を厳しく分析すると、左翼系自民党。無所属女性、共産党、「#次世代」のうち1名が左翼系、国民民主がそこに参加したようだから、左翼系は11名になる。維新2名がそこに加わることになると、左翼系が過半数を制する。

 

      ただし、左翼系の自民党議員の半数は、「俺たちは自民党であって、左翼ではない」という気持ちは持っているようだ。自民党少数派も、それほど内部が強固ではないだろうから、全体的に勢力関係を分析しにくい。

    「反樋口区長」とか、左翼議員だという立場をハッキリさせればわかりやすいのだが、彼らが曖昧な行動をとるので割り切りが難しくなる。

 

区 民 町の中では、そんなことをみんな知りません。いま聞いても複雑で私には説明できませんから、区民には実態がわからないでしょうね。

 

中 村 いつの間にか自民党が衰退して、自民党多数派を含む左グループの存在が大きくなりました。実態が地域に知られないことをよいことに、彼らが議会で勝手なことをやった結果です。

 

           議会の様子と聞くと、「そんなに職員や良心的な議員を攻撃することが楽しいのかね」と思ってしまうほどひどいものです。昔は左翼だけがそれをやっていましたが、いまは自民党がその先頭に立っているのですから、呆れるばかりです。「公よりも私」優先という風に見えます。これでは、自民党の信頼が構築できません。千代田区における自民党の支持減少は、自民党議員自ら招いたことでしょう。

 

区 民 6人の自民党議員が、皆同じことをやりますか。

 

中 村 先ほど「元職員」さんが説明されたように、会派内は色々意見があるようです。

 

区 民 でも、それは外からわかりません。自民党(多数派)が左翼になって暴れているしか見えなくなるでしょう。

 

元職員 今はその実態が知られていないとしても、やがて隠せなくなる。「左翼自民党」ということになると、地域の支持者がどう反応するか見もの。まだ間に合うので、まともな自民党議員に戻ってもらいたい。少なくても自民党多数派内の3人は、左翼じゃないから。

 

区 民 まだ区議選まで3年ありますから、その間に地域に知らせていきますよ。

 

元職員 来年1~2月に千代田区長選挙があるので、その前に見えるようになると思う。左翼を取り込むことに熱心な自民党と、中間層と一緒に動く自民党とがハッキリするだろう。

            嶋崎議員が辞職したので、区長選挙のときに区議会議員の補欠選挙がある。誰を候補者にするのかで、自民党が揉めるかもしれない。当選する議員次第で議会内力関係が変わるので、左右の自民党や区政運営にとって重要だ。

 

      どうやら自民党多数派の中に、公職選挙法違反行為を続けている議員が複数いるらしい。刑事事件を起こして、書類送検されている議員が左翼無所属にいる。議会の会議録に、内容が間違いないと署名しておきながら、あとで会議録がねつ造されたと騒いだ議員もいる。いずれも議員として見識が疑われるもの。この手のものは一つの問題が表面化すると、次々と表に出てくる。左翼議員は、爆弾をいくつも抱えているという感じだね。

 

大規模建築

 

中 村 左翼嫌いの「元職員」さんにとっては、彼らがやっていることを許せないと思います。ただ、地方議会は政党政治というよりも、思想信条の違うものがどう協同していくかという世界です。政党色を前面に出せばよいというものではないと思います。いわば左翼的である人も含めて、議会運営をするしかありません。

 

      そうでないと、すべて多数決で結論を出すことになります。即多数決で決めるというのは効率的かもしれませんが、事務的になってしまいます。たとえば再開発の問題があります。これを単純に多数決で処理することが良いのかどうか、複雑な事情を抱えた地域の場合には様々な配慮が必要になります。

 

元職員 しかし、手続き上の誤りがないのに、仕事が進まないという問題が起こります。あっちにフラフラ、こっちにフラフラしていたら、行政への信頼が揺らぎます。信頼されない役所なんて、存在する意義すらなくなります。

 

中 村 う~ん、おっしゃることはわかるのですが、職員と違って議員は地域に根差していますので、そう簡単に割り切れないところがあります。置かれた状況を配慮しないと、物事が上手くいかないと思うのです。それに、そもそも区政は地域住民のために存在していて、再開発推進のためにあるわけではありません。ビル建設や再開発が悪だとは思いませんが、区政としては区民への配慮が大切だということです。

 

区 民 住民が再開発の当事者になるケースは、あまり多くありません。どちらかというと、工事の被害を受けるほうが多いのではないでしょうか。建築に地域住民が協力したとしても、出来上がったあとは地域との付き合いなんて考えない事業者が多いと思います。

 

           千代田のような都市では、「お知らせ看板」(このような工事をしますという現地設置の看板)を設置したから、周知できたとはなりません。千代田区での再開発は、他よりも手順と手続き、周辺の理解が大変ですよという状態にしないと、住民はストレスが溜まるだけです。

 

元職員 反対運動が過激化すると、事業所は必要な事務手続き以外は行わなくなる。周辺住民の「意見を聞く必要がない」として、逆に勝手な開発が行われる恐れがないだろうか。

 

中 村 工事の諸手続きと、周辺住民対応が混同してしまいました。反対運動のために、遠くからきた人たちまで「市民」として位置づけて、配慮の対象にするのかといった問題もあります。その辺を整理しておかないと「活動家」と言われる人たちの「活躍の場」にされる恐れがあります。

           大規模建築工事と周辺住民の関係を一度整理する必要がありますね。この問題は、とりあえずここまでということで。

 

区 民 議会の会議録がねつ造されたという請願書が出て否決されましたね。請願書の目的を、どう分析されていますか。この件の中村さんのブログは、一応読んでいます。

 

                                            明日に続きます