紅海が危うい

 

中東情勢は混とんとしたままです。

そういう中で、石油等の輸送に重要な役割を果たしている

紅海航海の輸送船が、イエメンの武装組織フーシ派から攻撃を受けています。

(「紅」は、南を意味します。紅海は南の海のことです)

 

11月には、日本郵船のタンカーが拿捕されました。

当初はイスラエルに協力的な船舶が狙われたとのことでしたが、

最近は船舶の国籍に関係なくなっているようです。

 

このことで、世界大手の船舶輸送会社MSCなどが紅海での航海を見送り、

希望岬経由で石油・液化ガスを運ぶことを発表しました。

当然、輸送費が嵩みますので小売価格が値上がります。

 

日本国政府はわざわざロシアを敵に回して、中東への依存率を

90%から95%前後にまで高めました。

そのため、モロに中東情勢の影響を受けると思われます。

 

このブログでは、これまでホルムズ海峡の封鎖の恐れがあることなどを

情報提供してきましたが、紅海のバブ・エル・マンデブ海峡において

それが具体化しています。

 

有事になれば、いつものようにスーパーマーケットの

日用品が消える恐れがあります。

 

世間がパニック状態になると、ろくなことになりません。

そういう状況になる前に、無理しない程度に日用品の確保を

考えられたほうが良さそうな状況になりました。

 

ただ、インターネットで現地情報を確認されるなど、ご自身で

判断材料を整理されてから行動なさってください。

すぐにモノがなくなるわけではありません。

イメージとしては、防災グッズを点検整理する感じになると思います。

 

「二酸化炭素を排出するな!」と叫びながら、他方で石油・天然ガスの

供給を心配することになる政治がおかしいと、

政治家自身が思わないところが「日本の悲劇」なのかもしれません。

 

 

時間の問題か

 

ウクライナは汚職天国で政治家が腐っている、今度の戦いは

ウクライナ側に正義はない、と、このブログで情報提供してきました。

英米の「戦争屋」がウクライナの背後にいる、ということもお伝えしました。

 

その英米がロシアの破壊が難しいということで、中東に目を向けたために、

イスラエルとハマスとの戦闘が始まり、非戦闘員がたくさん殺されました。

英米が戦争を扇動した目的は、石油・ガスエネルギーの支配だと思われます。

 

その英米がウクライナ支援に消極的になってきたために、

欧州各国も支援の手を抜いてきています。

 

戦争を儲けの手段としているように見える、ゼレンスキー大統領の

側近たちから愚痴が漏れるようになりました。

「戦闘有利」というメッセージの発信とは裏腹に、ウクライナ軍兵士の士気が

下がっていて、いつ矛を収めるかが課題になっているようです。

 

『現代ビジネス』では、

いまや自壊寸前のウクライナ、プーチンは待つだけ!」

というタイトルで、最近のロシア・ウクライナ情勢の分析記事を掲載しています。

 

いまや自壊寸前のウクライナ、プーチンは待つだけ! 「ウクライナを誰よりも知る男」の直言 (msn.com)

 

ウクライナは自壊寸前であり、プーチン大統領は

「待つだけ」という内容の記事です。

こうした厳しい視点からの情報提供が、最近は増えています。

 

英米の民主党の中からもウクライナ支援金に抵抗する議員が出て、

バイデン大統領はゼレンスキー大統領に対して、

アリバイ程度の支援金提供の約束しかできませんでした。

 

風向きが変わりつつあります。

マスコミの報道内容も、徐々に変わるかもしれません。

そうなれば、ロシア・ウクライナ戦闘の停戦も早まることになります。

その分、ロシア・ウクライナの国民の命が救われます。

 

能力不足で強欲の人が指導者になると、国民の命が危うくなります。

日本の指導者たちは、この点はどうなのでしょうか。