昨日の安倍晋三元首相の国葬には、弔問のために
世界中の要人が来日しました。
日本国民も献花のために各地から集まり、献花台がある
九段坂公園と千鳥ヶ淵緑道は弔問者が溢れていました。
わたしと妻も献花いたしました。
妻は政治的ノンポリですし、私は自民党員ではありません。
あまりにも安倍元首相叩きと国葬攻撃がひどいので、
妻は献花をしたい気持ちを強くしたようです。
日本国民としての気落ちを表したいと言い、私を誘いました。
国に貢献した政治家に対して敬意を表すのは、国民として自然な気持だ
という認識はありますが、何時間も並ぶことを考えると消極的になります。
しかし、病身の妻が弔問するというのに、
「自分だけで行って」というわけにもいきません。
一緒に半蔵門駅を降り、妻用の折りたたみ椅子を抱えて千鳥ヶ淵に並びました。
すでに大勢の人が道路を埋め尽くしていました。
8時40分に並び始め、10時10分に献花できました。
10時スタートだったものを、弔問者が早い時間から集まっていたので、
30分早めたとのことです。
午後5時になっても弔問者はJR四ツ谷駅まで続き、
それを折り返して並んでいるということを自宅で知りました。
予想外の弔問者数により、献花時間を大幅に時間を延ばしたとのことです。
それでも、献花まで3~4時間かかると伝えられました。
時々テレビで武道館のライブ中継を見ました。
菅前首相の弔辞が胸に響きました。
口下手な菅前首相の友人としての言葉が、
多くの日本国民の魂を震わせたようです。
SNSで評判になりました。
葬儀当日だというのに朝から国葬反対を叫ぶ人たちが、
駅頭で宣伝活動をしていた非常識さには呆れました。
武道館付近をデモ行進した人たちもいたそうです。
弔問者の近くで国葬を止めろと叫ぶ人の映像が、繰り返し流されました。
献花台の近くで騒ぐこと自体、悲しみを抱えながら献花する人々に対する
テロ行為に近い妨害です。
メディアはメディアで、国葬反対者が多いというイメージ作りに努めたようです。
両者とも、日本国民を冒涜しているように思えます。
国葬に反対するのは自由ですが、「できるだけ大きな音を出せる
道具を持って集まれ」といったと呼びかけをした人たちには、
嫌悪感以外感じません。
日本の心を持つ人は、葬儀自体を邪魔をすることはありません。
国葬であろうとなかろうと、死者に鞭打つことはしないのが日本人です。
私たちは知人が鬼籍に入ったとき、弔問に訪れます。
思想的に自分と違うからといって、
通夜や葬儀を妨害するようなことはやりません。
「安らかに眠ってください」と祈ります。
国葬への賛否があったとしても、決まったら成功させるというのが、
一般的な日本人の感性だと思います。
お隣の国のように、墓を暴いて
死者を冒涜するような政治家が、日本にもいることが残念です。
他人の不幸を利用して、自分の宣伝をする人が多いことに驚きます。
「国葬を押しつけるな」と騒ぐ人たちが、他の人が国葬に参加することを叩いています。
「押し付けるな」といいながら、自分の考えを他に押し付けているのです。
利用できるものは何でも利用するあさましさに、見苦しさを感じます。、
「日本人」としての感性を持ち合わせていないのでしょうか。
九段坂の献花の数で、安倍晋三元首相が国民に愛されていたことがわかりました。
これから、菅前首相も愛されることでしょう。
私たちの日本は、まだ国民と政治に期待できるかもしれない。
そんな気落ちが私に蘇りました。
弔問に行って良かったと思っています。
献花台は二つありました
旧九段会館に待機する白バイ