先走り

 

報酬審議会の答申が出されたあとは、区長が諸事情を鑑みたうえで

「どうするか」を判断します。

当然、議会関係者と相談があることでしょう。トランプダイヤ

 

もし「答申内容に反対である」ということならば、その段階で

意見を伝えれば区長の判断に影響を与えることができます。

 

制度上、審議の対象となる議員が、答申内容に介入することがあってはなりません。

異論については、手続きを踏んだうえで明らかにすればよいだけの話です。照れ

 

それが法秩序というものだと思います。

法律を守り、手順・手続きをちゃんとすることで議会は成り立っています。

法律を作る議会が法制度を犯す行為をすると、議会の信頼性が弱まります。

 

ところが、一部議員は審議会委員に裏で折衝して、報酬審議会そのものを

機能マヒさせようとしました。その効果あってか、報酬議員議会の委員の中に、

最終段階の会議で騒ぎ立てたものがいました。

彼は、議員からの働きかけを受けた上での行動だとと証言しています。

 

これは議員による第三者委員会への介入です。制度上、あってはなりません。

 

議員による報酬審議会への介入を行政も議会も黙認したことで、事実上

報酬審議会の客観性がなくなりました。

報酬額を答申しても、金額に客観性がないということです。

 

一部メディアと一部議員の画策は成功しました。

 

審議の対象となる当事者が介入できる第三者委員会など、客観性がありません。

もちろん、そこから出された答申も権威がありません。

審議の対象になる当事者の「裏工作」がまかり通る第三者機関は、

存在する意味がないということです。

 

彼らのおかげで、千代田区の報酬審議会の独立性はなくなりました。

今後どうやって、議員等報酬額の客観性を担保するのでしょうか。

 

議長は報酬審答申「反対」の声明を出しました。

いくつかの政党も同様です。メディアを意識してのことです。ガーン

  

その後、私を報酬審議会の委員にしたことが違法であるという議案が、

「新しい千代田」・共産党・千代田の声などから出されました。

さすがこれは否決されましたが、

メディアや区民の目をそらすために、もう「なりふり構わず」なのです。

 

社会正義も何もあったものではありません。きっと、人間性の問題なのでしょう。

 

当分、報酬アップはできないはず

 

私に協力要請をした議員の皆さんは、

手のひらを返したような行動に出るようになりました。

もう節度も何もあったものではありません。

「ただ、騒ぐだけ」(職員の声)だとのことでした。

 

当時は外からはメディアに叩かれ、議会内部には暴れる人たちがいましたから、

身を守ろうとしただけだったのだろうと、事情を察することはできます。

しかし、それは「大人」のやることではありません。プンプン

 

 

政務活動費を含めて、自分たちで何とか整理すると彼らは断言しました。

しかし、一年以上たった今でも、政務活動費は整理されていません。

 

「ほとぼりが冷めたら報酬を上げて欲しい」と、漏らしている議員が

いるようですが、そうはいかないでしょう。

あれだけ騒ぎ、協力者たちを苦しめたのですから、「本当は議員報酬を

あげて欲しい」などとこぼすこと自体が人の道を外れています。えー

 

今年度、報酬審議会設置の予算が決まっています。3年に一度は設置すると

条例にあるためです。。

でも、実際には機能させることはできないはずです。

 
理屈抜きで報酬審議会が設置されたということを想定してみます。

 

今度の報酬審議会では、政務活動費に触れることができないとされています。 

つまり、報酬額の増減しか審議できないということです。議員に支払われている

年度末手当についてはわかりません。

 

減額するということになると、議会がまた騒がしくなりそうですから、

変化があるとしたら現状維持か報酬額アップということです。

 

仮に報酬アップということになると、政務活動費はそのままで議員の収入だけが

上がるということになります。まさか、一部メディアや騒いだ議員の皆さんが、

そうなることを望んでいたわけでもないでしょうね。

  

それに、区民の皆さんが報酬額アップを「認めるよ」となりますでしょうか。

現状維持するしか選択の余地がなさそうです。わざわざ報酬審議会を作って

現状維持・・・・・・数年間はそれが続きそうです。

 

先に述べましたように、報酬審議会の客観性が壊されました。いつでも

当事者が介入できる事例を作ってしまったのです。

本当なら、別の方法を考えなければいけません。

 

もう、落ち着きませんか

 

この2年間、議会は混乱状況にあったように見えました。そのことで、

千代田区政で何か良いことがあったでしょうか。

区民や職員から議会への信頼が高まったでしょうか。

 

「区長選挙の結果を見ればハッキリするよ」と、おっしゃる方がいます。

ただ、区長選挙は議会の在り方の良し悪しを問うものではありません。

 

千代田区議会には、明確な形での「石川区長支持」の議員はいません。

いたとしても息を潜めています。 

ほとんどの議員は、表向き「親石川区長」ではありません。

 

この間、反石川区長色を強めて「闘って」きた議員が何人もいます。

それなのに、石川区長は議会によって追い詰められるということもなく、

安心して区長選挙を迎えることができました。びっくり

 

皆が皆、本気で石川区長と交代させなければいけない、

ということではなかったのかもしれません。

 

いくら与謝野馨さんが有名人でも、その親戚だから区長にふさわしいとは

なりません。残念ながら、必要性と必然性が見えません。

 

「区長選挙がダメだったら、都議会議員候補にするんじゃないか」、

という話があります。でも、それも簡単な話ではありません。

都議会議員候補になることを希望している複数の区議会議員がいるからです。

 

議会と行政が何年対立しても、特に何かが変わったわけでもありませんでした。

それなら、そろそろお互いに落ち着くことを考えるべきではないでしょうか。おねがい

千代田区政で幹部職員などが、これ以上やる気を失ってしまったら

取り返しがつかないことになります。

 

ご存知の通り、人材育成は楽ではありません。

壊すのは簡単でも、構築は難しいものです。

自民党議員団などがその気になれば、区政は変わるはずです。